江戸の大関より故郷の三段目-盛岡巡業の主役は錦木-

大相撲の地方巡業が行われておりますが、本場所が終わってもその人気ぶりは衰えずのようです。

ちなみに昨日の巡業地は「盛岡」だったそうですが、岩手県出身錦木が大人気だったそうです。

「地方巡業」

数ある大相撲の魅力の中で、代表的な部分の一つではないかと思います。

野球やサッカーなど、メジャーなスポーツ(神事ですが、あえてこう呼ばせて頂きます。)の中で、これほどローカル色が強く、ファンとの距離が近い競技あるでしょうか?

地元意識や近さ、アメリカの独立リーグのようです(勝手なイメージです)。

私も今年高崎巡業に行かせて頂きましたが、幕下以下の力士がは群馬出身特に高崎出身であれば、関取衆よりも大きな歓声を受けていました。

取組の際力士は、四股名だけでなく出身地を市町村まで紹介されますので、力士は自身の夢だけでなく、故郷の期待をも背負って土俵に上がっているのです。

国技館では浴びない大きな声援を受けることで、次は関取になって帰ってくると励みになると思います(この時点で故郷に錦と思ってはいけないと思いますが)。

大相撲界には昔からこんな言葉があります。

「江戸の大関より故郷の三段目」

人気のある大関よりも、たとえ三段目であっても地元の力士を応援してしまうよね。そんな意味を持つ相撲界に昔から伝わる言葉です。

ことわざとか格言とか、昔の人は粋なことを言うもんです。

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