自伝旭鷲山、気が付けばレジェンド旭天鵬

今回ご紹介する相撲本は、モンゴルセットになります。

まず一冊目は、

「自伝 旭鷲山」旭鷲山

モンゴル人初の〇〇を序盤に独占した力士旭鷲山です。

モンゴル人初の関取、

モンゴル人初の幕内、

モンゴル人初の三役、

モンゴル人初の三賞。

当初モンゴルから力士として6人の若者が日本にやって来ましたが、

最も出世が早かったのが旭鷲山でした。

彼が幕内で活躍する姿は母国モンゴルでも中継され、

それを見た子供たちが日本の相撲に興味を持ち、

後のモンゴル帝国誕生につながりました。

今でこそ、日本出身の力士が10年以上も賜杯を抱けぬほど、

隆盛を極めているモンゴル出身の力士ですが、当時の相撲界において、

外国人力士といえば身体の大きなハワイ勢で、モンゴル力士は名脇役的存在。

モンゴルからやってきた旭鷲山が小さな身体で相撲をとる姿は、

「技のデパートモンゴル支店」

と言われ土俵を沸かせました。

この本は、たしか三役に上がったばかりの頃に出した一冊です。

今思うとこれが全盛期で、その後モンゴル1期生出世頭が旭鷲山でなかったことが、証明されます。

 

自伝 旭鷲山―大草原から土俵へ
目次
第1章:いたずらっ子誕生
第2章:転校、また転校
第3章:相撲、狩り、田舎大好き
第4章:大相撲への挑戦
第5章:石の上にも三年
第6章:故郷のためにも

次にご紹介するのがこちらの本です。

「気がつけばレジェンド」 旭天鵬

先程ご紹介した6人で来日したモンゴル力士の一人。

最初は旭鷲山の陰に隠れた二番手的なポジションでしたが、

史上最年長で天皇賜杯を抱くなど、最終的には彼の方が出世しました。

そして長く現役を務める中で、

角界のレジェンドと呼ばれ

引退後もモンゴルのパイオニアとしてだけでなく、モンゴル力士達の

兄貴分として一目おかれる存在となっている友綱親方です。

横綱白鵬自ら旗手をするあたり、それを証明していますね。

旭天鵬自伝 気がつけばレジェンド
目次
第1章:日本へ
第2章:最初の挫折
第3章:パイオニアとして
第4章:試練からの復活
第5章:栄光、そしてレジェンドへ
第6章:感謝

賛否両論あるかもしれませんがモンゴル人同士の互助会を作るなど、

モンゴル人力士が相撲界において居心地が良い環境を整備し、

モンゴル勢躍進の道を作った旭鷲山と旭天鵬の二人。

まだモンゴル力士が相撲界で小さな存在だった頃の話をぜひ読んで下さい。

特に日本の暑さに耐えかねて、大使館に逃げ込んだ場面などは

なかなか興味深いです。もしあのまま終わっていたら・・・

20数年後の相撲界を知っている今だからこそ、楽しめる二冊です。

 

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