新横綱照ノ富士の綱打ちや、荒磯部屋での地鎮祭と相撲関連のニュースが重なった7月27日、全く異なるところで相撲ファン達がざわつきました。
そう、あの「有村架純」問題です。
有村架純所属事務所から突然の発表
ことの発端は、有村架純の所属事務所がこのような抗議文を発表したところから始まりました。
「本日発売の有村架純に関する週刊誌の記事に関しまして、全くの事実無根であり、法的措置を取る予定であることをご報告いたします。相撲界の方とは全く面識はなく、連絡を取ったことも、コメントをしたこともございません。このような事実無根の記事で、有村架純の行動や気持ちが虚偽に伝えられてしまうことに対し、所属事務所としましては強く抗議いたします」
当初の段階では誰なのかはよくわかりませんでしたが(分かっていたのかもしれませんが)、次第にそれが明生だと判明。どうやら「女性自身」が、有村架純と明生との間を「可愛がり愛」として報道したらしいのです。
イケメン親方(立浪親方)のつながりで付き合いが始まったという報道の仕方だったようですが、事務所側がこれを否定。冒頭の発表になったということです。
可哀想な明生
最初に言っておきますが、今回の件に関して有村架純側は何も悪くないです。
事実無根であるならば、これを記事にした女性自身が全て悪いです。
ただ何となくモヤモヤするのは私だけでしょうか・・・。
明生は「夢に出てくるほど」有村架純のファンだそうですが、
名前さえも出る前に「速攻で否定」されたようで何だか気の毒です。
確かに変に噂になったりイメージが着くのを避けたい事務所の気持ちも理解できます。これまでプロモーションにお金をかけていますし、大切な商品です。
でも、相手がもう少し有名な俳優だったら(相撲協会のイメージが悪い？)こんな即否定するか？と、うがった見方をしてしまうくらいの立ち合い速攻電車道でした。
明生は「ホントに好きな方ですし、すごい方だなと思ってます」と語っていたそうですが、千秋楽勝てば三賞を逃すくらい、いやそれ以上にショックを受けているかも知れません。
なんだか可哀そうです。
明生力が教えてくれること
今回の件で明生という力士を知った方は多いでしょう。
相撲ファンの中でもまあ名前くらいは・・・という方も多いでしょう。
あ、春場所三賞取ったねという人は結構な相撲ファンですね。
かくいう私も、以前はどうも地味な感じが抜けきらない力士だなと思っていた一人です。
しかし明生ほど「積み重ねることの大切さ」を教えてくれる力士はいません。
縁あってこの文章を読んで頂いている明生をよく知らない方、
一緒に 「積み重ねることの大切さ」 「コツコツやる大切さ」を学びましょう。
いつも近くに誰かがいる明生
明生に関しては新入幕の時に一度書いていますね。
3年ほど前の記事ですが当時も「地味」と言ってます(笑)
幼少時代からわんぱく相撲をとっていた明生は、八百長問題で揺れる真っ只中に初土俵を踏みました。変に注目された場所でしたが、学生相撲で鳴らした佐久間(常幸龍)や明月院(千代大龍)、照ノ富士などが同期におり、当時明生少年の記憶はありません。
その後21歳で新十両、23歳直前に新入幕と数字としては順調にきていたのですが、同じ一門には貴乃花部屋の貴景勝や貴ツインズ、阿武松部屋には18歳で関取になった阿武咲がおり、同部屋には貴花田以来の10代幕下優勝を果たした同期の力真がおり、何となく影に隠れた印象でした。
その後も同部屋で誕生した関取、朝青龍の甥っ子として話題をさらう豊昇龍や、相撲界随一のキラキラネーム天空海の話題に隠れていた感がある明生。
本来であればもっと話題になってもいい明生ですが、彼の近くではいつも誰かが光を浴びていたような気がします。
美しい四股と確かな自力を持った力士
入門後の星取表を見ると明生という力士の魅力が分かります。
三段目→幕下→幕下上位→十両→幕内と各段を上っていく段階で、必ず一度は負け越して陥落を経験、力を付けて再度昇進して定着というサイクルを繰り返しているのです。コツコツと努力をして自力と番付を上げていく。
注目を浴び一気に番付を駆け上がる力士も多くいる中、この「背中で見せる」明生の土俵姿は、他の後輩力士達に何よりも「魅せている」のではないでしょうか？
その自力を見せたのが、昨年名古屋場所奇跡の同部屋3関取による巴戦。
自力を付けてきた兄弟子天空海、期待の若手豊昇龍相手に自力の違いを見せつけました。
「幕内上位って強えぇ」
私は明生の四股が好きです。
あの四股が積み重なり、ここまで登ってきた感じがするのです。
来場所は「オレが明生！」
今回の件で奇しくも新小結昇進時より、ある意味全国区になってしまった明生。しかしこれを名前が売れたと前向きに捉えて欲しいと思っています。
新小結昇進も売り出し中の大波3兄弟「若隆景」と同時。
若隆景が大きく負け越す中、段が変わった明生は今回見事に勝ち越しました。
自力は着実についています。
かつて一門内で競った若手力士たちも上にいるのは貴景勝だけ。
秋場所は「俺が明生だ」と全国にその名を轟かせてほしいと思っています。
女性自身ナメんなコラ！！と・・・(意味不明)
以上、明生ファンの方々、数々の失礼な発言をお許しください <m(__)m>
