スー女とは?-スー女について考える-

スー女ってなんだ?

昨今の相撲人気とともに一般的に使われるようになってきた”スー女”という言葉。メディアもスー女目線での相撲特集を組んだり、相撲関連のインタビューをスー女中心にしてみたりと、様々な場面でスー女が活躍?しています。

しかしそもそも「スー女」って一体どんな人達を指すのでしょうか?

「スー女」の検索結果をまとめてみると「2014年以降に増えた20代~30代の相撲が好きな女性達」を指す用語として使われるようになったようです。

スー女と相撲ギャルはどう違うのか?

(相撲ファンの中では)すっかり市民権を得た「スー女」という言葉ですが、同じように女性の相撲ファンを指す言葉として「相撲ギャル」という言葉も存在します。

今回始めて耳にした方もいるかもしれませんが、相撲ギャルもスー女と同じように、関取だけでなく幕下以下の力士にも推し力士や箱押しの部屋を持ち、相撲を愛する女性達のことを指す言葉です。

この2つの女性ファンがどう違うのか?あくまで私個人の認識ですが、相撲ギャルは「若貴ブームで相撲を好きになった女性」で、スー女は「昨今(暗黒時代後)の相撲ブームで相撲を好きになった女性」と思っています。※年齢は関係ない

最近の国技館での出待ちは、相撲ギャルとスー女が揃い踏みしているため、余計に華やかに見えるのかもしれませんね。

スー女達の功績

最近では「スー女」としてメディアに登場したり、雑誌で紹介される芸能人も増えております。紺野美沙子さんや能町みね子さん、市川紗椰さん、唐橋ユミさん、山根千佳さんなどまだまだ書ききれません。

増えるスー女ですが、今回の相撲ブームの一翼は担っているのは、間違いなく彼女たちの存在でしょう。女性ファンが増えることで華やかさが出ることはもちろんですが、年配者や男性ファンとは異なる目線や楽しみ方が生まれ、(購買層としても異なるので)相撲グッズなどにも多様性が出てきたと思っています。若貴フィーバーの時もそうでしたが、女性ファンが動くことは人気が過熱する大きな要因になるのです。

元横綱の花田虎上さんが、相撲人気がどん底だったころ「若貴で盛り上がっていた頃、驕らずファンを残す努力をすべきだった」とテレビで語っていましたが、同じ失敗をしてはいけません。相撲協会には、このファン達が今後少しでも残ってくれるように努力して欲しいと思います。

スー女はただのミーハーか?

「一時的なブームで、そもそも相撲を分かっていない」「ビジネス相撲ファン」「知識をちゃんと持ってるのか」

スー女が増えてくると、一方でこんな声が出てくるのも世の常です。はたして彼女たちはミーハーなのでしょうか?

これはとんでもない誤解です。当然個々のファン歴もありますが、彼女達の知識はハンパじゃないです。下の頃から力士達を追いかけているので、一人一人の力士に対する思い入れや、その関係性や部屋の状況など、SNS等で得た知識も含め好角家と言われる人たちと遜色ないはずです。

力士の身体を叩いたり、品のない手拍子をしてみたり、力士達に対して無理なスキンシップを求めたりなど、むしろ年齢層が上のファンに多い気がします。改めて気を付けないと・・・。

ちなみに私も若い頃始めて国技館で相撲ギャルを見た時、同じようにミーハー的な偏見で見ていましたが、彼女たちがしている会話や、力士達に対する態度を見て見解が一変したことを覚えています。とても及ばないと。

相撲協会はそんな女性ファン達が去っていかぬよう、今後も色々アイディアを練り頑張らないといけないですね。

ひとつ提案は、国技館内の柵?(力士の出入り通路横)を外して欲しいです。本場所は無理でも、花相撲の時だけでもお願いしたいです。一部の迷惑なファンがいた為なのかもしれませんが、相撲は力士の近さも魅力の一つ。切に願っています。メディアで観戦エチケットのようなことでも放送してください。

 

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