相撲界とSNS問題-阿炎と若元春-

阿炎と若元春とSNS問題

「九州場所前、阿炎が若元春の体を粘着テープなどで縛り、その様子を投稿した動画がネット上で拡散されて問題が発覚。阿炎の師匠錣山親方は協会に謝罪し、若元春の師匠である荒汐親方も一門会で謝罪。」

相撲界ではこの一連の出来事を受け、SNSの取り扱いに関しての研修を2月に行うそうで、それまでは自粛ではなく「SNS禁止」にするようです。

しかし個人的には「何をいまさら」というのが感想です。研修会を行うのであれば、もっと早くやるべきだったのではないでしょうか?

これだけ若い年代が集まっている世界です。現在多くの力士がtwitterやインスタグラムを使用しています。今回のような出来事が起こる可能性があることは、ある程度予想出来たのではないかと思うのですが・・・。

力士達以上に、そこにもっと敏感でいなければいけなかったのは、親代わりでもある親方や協会だったような気がします。

SNSは力士の貴重な情報源

現段階では、今後相撲協会におけるSNSの存在や使用方法がどのようになるのかは分かりませんが、出来るだけ早めの再開を願っています。

かつて相撲の情報を得るためには、テレビや新聞の小さな記事がメインでした。しかしそこで大きく取り上げられるのは幕内上位陣が殆んどで、幕内や十両はまだしも、幕下以下に贔屓がいるファンは、毎月発行される相撲雑誌を購入して、「大銀杏が待っている」や、「相撲部屋便り」のようなコーナーにおいてその力士が取り上げられるのを待つ人が多かったと思います。

「部屋で合宿や旅行に行った」「最近部屋で流行ってること」「誰と誰が仲がいい」「怪我をした力士が退院した」「廃業した力士の近況」など 少し遅れて届く情報に胸躍らせたものです。

そこに現れたのがSNSです。力士や部屋情報をより近く感じることが出来るツールとして、低迷していた相撲人気復活の一翼を担ったと言っても過言ではないような気がします。特に若い女性達にとって、相撲の敷居を下げたり、力士を身近に感じる存在にしてくれた功績もあるのではないでしょうか?

公式アカウントでなければ個々が出す情報になるので、良し悪しがあるのも分かります。不快になってしますケースもあるかもしれません。

しかし全てが悪いというような反省会ではなく、今後さらに相撲界を身近に感じてもらえるよう改めての戦略の場には出来ないのでしょうか?協会も公式twiiterをやっていることですし、全員で今一度広報についてぜひ考えてほしいと思います。(止める止めないではなく、どう活用していくか)

阿炎らしく頑張れ!

阿炎はやりすぎを反省しつつも、引き続き「阿炎らしく」頑張って欲しいと思います。

異論反論あると思いますが、「力士らしい」ポジションにはこれまでも稀勢の里らのような力士がいて、現在は貴景勝などがしっかりと引き継いでいます。
それぞれのポジションをとる力士がいてこそ、相撲界は盛り上がるものです。

相撲ファンには反省を促す人もいますが、阿炎ちゃんのファン達は「力士らしい阿炎」を見てきっと心痛めているはずです。

力士らしく土俵を勤めても勝ち越せるのは分かったので、初場所はぜひ自分らしく頑張ってほしいと思います!ほどほどに笑

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力士はなぜSNS禁止なのかを説明します。
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