貴乃花「我が相撲道」

年々充実する相撲文庫の中から、相撲関連の書籍を紹介する回。

今日ご紹介するのは、

貴乃花「我が相撲道」

発売されて1ヶ月以上経ってますが、発売日に購入しました。

今回の「我が相撲道」は、日馬富士や貴ノ岩、貴ノ富士、相撲協会退職など、

色々とあった後での発売だったので少し話題になりましたが、

実は貴乃花に関しては以前にも「生きざま」という自伝や、

貴乃花への取材記事をまとめている

「不惜身命、再び」という書籍も出版されています。

不惜身命再び
生きざま

さて、今回の貴乃花「我が相撲道」を読んだ感想ですが、

貴乃花らしいというのが率直な感想です。

「ライバルは自分」「絶対に受けて立つ!という時には張りざしなど効かない」

「寝るのも食べるのも鍛錬」など・・・。

現役時代から貴乃花を見てきた人からすれば、特に驚くような発言は

なかったように思えました(笑)

読んでいてウルっと来た箇所は、これまでほとんど触れなかった

一連の宮沢りえとの婚約について。

やはり貴乃花も普通の男性だったんですね。

宮沢りえとの関係が公になったとき、若貴フィーバーと世間がチヤホヤしても

決して素顔を見せなかった貴花田が、若者としての顔を一瞬だけ見せてくれたよ

うに思えて、何となくホッとしたような気持ちになったことを記憶しています。

しかし その素顔もほんの一瞬だけで、破局会見で愛情がなくなったとだけ

口にした貴花田は、世間の批判も含めた様々な物を背負い、

勝負の世界に全てを捧げました。

その後、若者らしい貴乃花をついに見ることはなかったです。

あの頃のインタビューで、

「相撲やってて楽しくはないがいつか喜びに変えたい」

20歳の青年が語っていたこの言葉に、宿命と向き合う覚悟と心の強さを感じ、

同時に切なさを感じました。

そもそも同世代で考えたら人間の格が違う・・・。

自分の中で、貴花田という相撲フィーバーの真ん中にいるアイドル力士を、

どこまで出世するのか?などと簡単に評価する対象から外した瞬間でした。

しかし、そんな貴乃花もかっての元カノは気になっていたんですね。

男だったんですね貴花田青年も。

私も勝手に安心してます。

そしてこの書籍の中で、長年気になっていたことがついに判明しました。

以前紹介した記事で、

平成14年秋場所武蔵丸戦における廻しに手がかかっていたか確認した件。

「まだ死んでいない勝負師としての意識」が正解だったんですね。

唯一心残りは、96年九州場所前の怪我についてもう少し書いて欲しかったです。

あの怪我がなければ、あの四つ相撲が更なる完成形に近づいていたと

今でも信じています。

「我が相撲道」

いつかこの本にサイン欲しいなと思っています。

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