阿炎の処分を考える-阿炎ガイドライン違反-

阿炎ガイドライン違反で休場へ

またしても相撲ファンをはじめ世間を騒がせております阿炎政虎君。

「幕内の阿炎が、日本相撲協会が7月場所の開催にあたってのガイドラインで不要不急の外出をしないよう求める中、 接待を伴う飲食店に複数回出入りしていたとして、7月場所7日目から休場させられました。」

前回のSNS騒動は擁護する意見も比較的多かったですが、今回の外出に関しては相撲ファンの意見も厳しめの方が多いかな?というのが個人的な印象です。

春場所の無観客開催に始まり、高田川部屋の勝武士の新型コロナウィルス感染による死去、夏場所の開催中止、各地方巡業の中止、出稽古の禁止、長距離移動を考慮しての7月場所の東京開催など。相撲界でもコロナの影響によりこの半年間に様々な出来事が起こりました。

相撲協会としても新型コロナウィルスの観戦拡大防止に対し、かなり神経質に対応をしていたのですが、そんな中で起きた阿炎の規則違反。しかもその数複数回に及び、当初は口裏合わせをしていたそうです。

SNS事件の前科と現在の協会の緊張感を考えると、阿炎のファンを除けば、厳しい意見が出るのには納得はできます。

阿炎が提出した引退届けは受理されなかったようですが、次回やったら即引退のようで、中には今回引退届を受理した方がいいという意見も一部あったようです。

やっぱり阿炎は憎めない

厳しい意見もありますが、やはり阿炎には現役を続けて欲しいので、「今回は引退にならず本当に良かったな」というのが私の率直な感想です。

阿炎にはいつも評価が甘いような気もしますが、やはりあの笑顔を見ると憎めません。今回も本人は悪気がないはずで、処分をされて反省しているはずです(と思っています)。

今回も本人は悪気がないはずで、処分をされて反省しているはずです(と思っています)。

。阿炎にはいつも評価が甘いような気もしますが、やはりあの笑顔を見ると憎めません。今回も本人は悪気がないはずで、処分をされて反省しているはずです(と思っています)。

以前も書いたかもしれないですが、相撲界にとって暗いニュースや興味本位での報道が多かった少し前、阿炎の屈託のない明るさで何度救われたことか。

それだけでなく、彼の明るさや楽しそうにしている姿を見て、自身の息子や弟像を重ねたり、親近感を抱いて相撲に興味を持った人も大勢いるはずです。

「阿炎だから許される」を「大人の判断」に

阿炎の良いところは、その「阿炎だから許される」阿炎独特の世界観です。

ニコニコしながら笑顔のインタビュー対応や、優勝決定戦において平気で変化できるあの精神。何となくフラフラしている落ち着きのなさなど。

普通の力士であればあまり見ることが出来ない、非難されるであろう、およそ力士らしくないことこそが「阿炎だから許される」その世界観なんだと思っています。そしてマスコミもそこにフィーチャーしてきたはずです。

今回攻める報道に関しては、正直何を今更感が。。。

しかし阿炎が今後やらなくてはいけないのが、その「阿炎だから許される」という幅や、タイミングを自分で判断できるようになることです(これが難しい)。

錣山親方は本当によく守ってくれていますし、素晴らしい親方だとは思いますが、阿炎はすでに三役経験もある関取です。親方に頼るだけではなく、しっかりと判断して責任ある行動を取らなければなりません。

協会のためというよりも、お世話になっている方、応援してくれているファン、親方など周りの人のためにもそこは絶対条件です。そしてもちろん新妻のためにも。

早期の復帰と阿炎スマイルを

次に本場所の土俵に戻るのは来年の春場所になります。恐らく幕下の下位から再スタートになるでしょう。10代で関取になって一度陥落した際には腐ったそうですが、今回そんな時間は不要です。早期での幕内復帰を願っています。

本場所や巡業など様々なことが中止や自粛となってしまっている今年。来年は持ち前の明るさで、相撲ファンに笑顔を取り戻してくれると信じています。
豊真将のようになれとは言いません。ちょっと大人になりましょう!

それにしても錣山親方。昨年から阿炎の不祥事での謝罪はもちろん、鶴嶺山・逆鉾の両兄を亡くし、長く部屋を支えた青狼が引退、彩が怪我と災難が続いています。そんな中で王輝が関取昇進を決めて本当に良かった・・・。

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