【努力は必ず報われる】貴健斗新十両昇進

2014年の初土俵から7年。
令和3年初場所11日目、貴健斗がついに新十両昇進を決めました。

十両昇進待ったなし西幕下筆頭で迎えた今場所でしたが、コロナウィルスの影響における休場力士が多く、十両では異例の初日から9名の力士が休場。
休場力士の番付は据え置きになるだろうと予想されていたので、通常の場所よりも入れ替えが少なくなる可能性も高く、番付は生き物とはいえ新十両を狙うには必ずしも良い環境ではありませんでした。
そんなプレッシャーがかかる土俵でしたが、貴健斗 は恐れずただ真っすぐ槍のように突いて前に出続け、十両を手繰り寄せる5つの白星を手にしました。

全て勝ち越した昨年に続き、これで6場所連続での勝ち越し。
さらに逞ましくなった下半身と威力を増した突き押し相撲。
幕下20枚目付近で苦戦していた頃は押し負けたり、いなされたり、止められることもありましたが、最近は圧倒する相撲が増えました。
「稽古は嘘をつかない」という言葉を見事体現した貴健斗の7日間。

今回は貴健斗十両昇進が見えてきた昨年から、貴健斗について書かせて頂いたブログを改めて紹介したいと思います(貴健斗への評価はずっと変わっていないので)。

愚直を貫く突き押し相撲貴健斗

まずは令和2年秋場所前。初の1桁台幕下8枚目に上がった貴健斗の活躍を祈願した記事です。大勝&幸運による十両昇進は成りませんでしたが、この場所も勝ち越し令和2年に入って4場所連続の勝ち越しとなりました。

貴健斗は元貴乃花部屋だったこともあり水田時代から応援している力士です。
鳥取城北高校相撲部出身で早くから注目され、出世もスムーズに来ていたものの、入門2年目で追った怪我で勢いが止まり幕下中位~下位に定着して20枚目付近の殻を破れていない。ここ数年はそんな印象を受けていました(怪我した瞬間は断裂と思いましたが良かったです)。しかしいよいよ番付を上げ、秋場所は自己最高位の西幕下8枚目です。

貴健斗の魅力は愚直なまでの突き押しです。相手が押してこようが引こうが構わずに前に出ます。引いたりいなしたりせず、とにかく前へ前へ。
貴乃花親方、千賀ノ浦親方が教える常に前に出る相撲を貫き通しています。
以前、巡業部長だった貴乃花親方にマンツーマンで教わった四股を愚直なまでに黙々と踏み続けています。まさに相撲界にある「3年先の稽古」を体現している力士です。

巡業で撮影をお願いした際に「すみません今稽古中なんで」と断った貴健斗。
千秋楽パーティーで撮影をお願いした際「自分貴健斗ですが大丈夫でしょうか」と誰かと勘違いされていないか確認した貴健斗 。
これまで、現役時代から注目を浴びる貴乃花親方、スピード出世した弟弟子の貴景勝、色々な意味で何かと話題になる貴ツインズと、派手な話題の傍らで静かに佇んでいた貴健斗ですが、いよいよ主役になる準備は整いました!

■参考までに貴部屋出身3人の序列
入門:貴源治→貴健斗→貴景勝
年齢:貴健斗→貴景勝→貴源治

貴健斗関取昇進待った無し

続いて、十両待ったなしとなる西幕下筆頭に昇進した今場所前の記事です。
改めて読み直すと、貴健斗に対しての評価は前に出る相撲内容は勿論ですが、いつもハートに関する部分が多いです(笑)

令和3年初場所を自己最高位の西幕下筆頭で迎える貴健斗。
自己最高位8枚目の時にもこのブログで紹介しましたが、今回は西幕下筆頭。
大勝ちや優勝でなくとも昇進が狙える2番目に十両が近い地位での土俵です!
ここ数場所重みを増してきた突き押し相撲でこのチャンスに挑みます。

土俵上では確かな実力を持ちながら、後半起きた土俵外での事件の方がクローズアップされてしまった貴ノ岩。
早くから注目されていたにも関わらず、暴力事件の影響で知名度の方が先行した貴源治や貴公俊。
そしてようやく実力に知名度や人気が追い付いてきた貴景勝。
師匠が有名であるが故に、良くも悪くも注目されることが多かった元貴乃花部屋出身の関取衆を陰で支えてきた5人目の貴にスポットライトが当たる瞬間がいよいよ訪れます。
三年先の稽古を体現する貴健斗には是非報われて欲しい。

三月誕生貴健斗関

現時点で春場所がどこで実施されるのかはわかりませんが、
貴健斗が大銀杏で15日間土俵に上がることは決まっています。
再び賑やかになる十両土俵入り・本割の土俵で、貴健斗が躍動するのを楽しみにしています。

今日は十両昇進でお祝いムードではありましたが、まだまだ通過点です。
十両昇進にあたり前師匠の貴乃花親方もコメントを寄せていましたが、
この地位で終わる力士ではないはずです。
春場所、槍の突き押しで道を開いて欲しいと思います。

本当におめでとうございます。

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