横綱の寿命【白鵬が休場。大鵬、北の湖、千代の富士、貴乃花の在位場所数から考える】

白鵬休場!

全休は横綱になって初めてじゃないでしょうか?

先場所からずっと気になっていたのが、

「白鵬横綱10年目の壁」

白鵬の横綱昇進は2007年7月なので、先場所から在位10年目に突入しています。

自論ではありますが、横綱寿命は最長で10年がひとつの区切りのような気がします。

もっと言うと、トップに君臨する精神力は10年が限界のような気もするのです。

陥落しない地位の横綱。

これまで大横綱と呼ばれ一時代を築いた名力士達も、この壁は厚かったように思えます。

北の湖-63場所 
千代の富士-59場所
大鵬-58場所
貴乃花-49場所

最近の大横綱と呼ばれる横綱の在位場所数を並べてみました。
(白鵬は56場所目)

昇進時の年齢に関わらず、10年目は厳しいような気がします。

北の湖は唯一60場所を超えていますが、晩年は満身創痍でしたし、
貴乃花はもし怪我がなかったとしても、あの超大型時代に60場所を超えたかは「?」が付きます。

毎場所優勝という宿命を持ち、全力士の挑戦を受け止める横綱。

精神的にも肉体的にも、常にギリギリの状態で戦っているのでしょう。

※ちなみに在位年数でいうと、羽黒山の12年がありますが、
当時は場所数が少なかったので、ある程度身体のケアも出来たんだと思います。

「10年目最初の場所で、終盤に崩れた白鵬。次場所を休場」

色々不安材料を述べ、結構な正念場の気もしてくるところですが、

これまで数々の常識を打ち破り、ありえない記録を作ってきた横綱なので、

個人的は「まだまだ」と正直さほど心配はしていません。

来場所以降の立て直しに注目です。

白鵬には、これまで何度も驚かされてきましたからね。

じっくり休んで、いつものようにファンに安堵、アンチにため息を!

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