ついに帰って来ますよ、あの男が・・・。長かったですね。
秋場所は、幕下山口や序の口舛ノ山復活にスポットが当たりましたが、
彼にとってもチャンスの場所でした。
そう、竜電が十両の土俵に戻って来るのです!
伝説の藤島部屋猛稽古の礎を築いた師匠の厳しい指導と、
実直で真面目な人柄で早くから期待されており、
その期待通り史上3番目の速さで幕下に昇進。
多少足踏みをしましたが、十両昇進も果たし
周囲も今後の活躍を疑いませんでした・・・。
しかし、新十両の場所で右股関節を怪我してまさかの休場。
その後連続休場でついには序ノ口まで陥落しました。
当時は番付外に落ちぬよう、一番だけ出場してすぐに休場するなど、
何とか番付に踏みとどまるのが精一杯の時期もありました。
その間、弟弟子の輝が関取昇進。
かっての期待の力士は、主役の座を奪われました。
関取経験者が大きく番付を落とした場合、
幕下までは早めに戻れるケースが多いのですが、
幕下を突破するのが難しいそうです。
一度上がっているだけに、その難しさがわかってしまい、
志半ばで引退するという話を誰かが前に話していました。
本当に良く腐らなかったと思います。
復活は奇しくも怪我をした九州場所です。
さあ、第二章の始まりです!
高田川部屋のHP、竜電の写真は羽織袴姿を
差し替えずに使っていました。
無言のエールだったのかもしれないですね。