2022年注目のイケメン力士は誰?-北の若十両昇進-

イケメン関取北の若誕生

これまで何度かこのブログ内でも、「イケメン力士」として紹介させて頂いた北の若(八角部屋)がついに十両昇進を果たしました。

幕下11枚目で迎えた秋場所は序盤から6連勝。十両昇進に関する内規に、「幕下15枚目以内での7連勝は最優先で十両昇進させる」というものがあるので、秋場所後昇進の可能性もありましたが、最後の相撲に残念ながら敗れてしまい九州場所での新十両昇進は無くなりました。

そんな状況で迎えた九州場所。序盤から順調に白星を重ねた北の若は、実質的な入れ替え戦となった7番相撲でも旭秀鵬を下して5勝2敗として、ついに十両の座を射止めました。

初土俵から約3年。ずっとイケメン力士と注目されてきた北の若が、初場所いよいよ関取デビューを果たすことになったわけです。

 

実力も注目のイケメン力士

入門時からそのイケメンぶりが注目されている北の若ですが、相撲の実力も折り紙つきです。中学相撲で全国優勝を果たし、高校では今や全国区となった埼玉栄高校の相撲部に所属、高校横綱にもなっています。また以前アマチュア相撲の回でご紹介した「全日本選手権」にも出場しておりますので、かなりの実力の持ち主であるのがわかると思います。

一方、その実力と当初の注目度からすると、十両昇進までの時間が掛かり過ぎのような印象も受けますが、2019年の春場所が初土俵になるので実質まだ3年未満。来場所新入幕を果たす王鵬の十両昇進までのペースとほぼ同じです。

投げに拘っていると表現するのか?相撲を取りたがっていると表現するのか?わかりませんが、非常に均整のとれた良い身体をしている割に、前に出ずに綺麗な相撲を鮮やかにとりたがるタイプなのかと感じていたのですが、思い切って前に出るようになればすぐに幕内に上がれるのではないかと思っています。

新時代のイケメン力士として

世間がいわゆる「コロナ禍」と呼ばれるようになって約2年が経ち、その間、令和2年春場所が無観客開催(令和3年夏場所の数日も)、夏場所が中止、東京開催が続いたことで地方場所が4回中止となり、身近にいたお相撲さんの存在が消えました。

また、地方巡業も令和元年以降ずっと中止になっており、こちらもその数だけ大相撲最大の魅力といっても過言ではない「近さ」や「ファンサービス」が消滅してしまいました。

国技館に観戦しに行ける距離のファンはまだしも、地方在住の相撲ファンの中には、今まで近かった相撲が遠くなってしまった2年の間に、相撲ファンを辞めた(熱量が下がった)方もいるのではないでしょうか?

特に乙女心と秋の空は移り変わりが激しいので、相撲協会の中にはスー女離れを危惧されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな中、様々なイベントが通常開催に戻るであろう令和4年のタイミングで十両昇進する「若サマ」には、相撲人気がどん底だった頃に現れた遠藤を重ねてしまいます。

全てが真っ暗だったあの頃とは比較になりませんが、北の若という実力とイケメンを兼ね備えた力士が、このタイミングで上がってくることは幸運です。イケメン力士として長く幕内で活躍した勢は現役を引退し、遠藤や隠岐の海もベテランの域に入り、旭秀鵬は幕下陥落してしまいました。

北の若にはぜひ令和のイケメン枠として、多くの相撲ファン開拓に貢献して頂きたいと思ってます(笑)

北の富士の秘蔵っ子と呼ばれる理由

大相撲解説で活躍中の北の富士勝昭さんをご存知の方も多いと思いますが、北の若は「北の富士の秘蔵っ子」などとも言われることがあります。これはなぜなのか?少しだけ説明します。

まず1つ目、現在北の若が所属する八角部屋ですが、こちらは以前の九重部屋の建物。つまり北の富士さんが親方をしていた頃の九重部屋になりますので、今でも八角部屋は北の富士さんと強い繋がりがあります。わんぱく相撲の時から部屋に宿泊したりと縁があった北の若少年でしたので、孫弟子以上に近い存在になるわけです。※実際に相談役的なポジションっぽいですね。

そして2つ目、北の若の出身地は「山形県酒田市」ですが、ここに北の富士さんの妹さん夫婦が経営するちゃんこ屋さんがあり、北の富士さんから直接声をかけられたこともあるようです。入門に際しては、北の富士さんが親方代理として市長への挨拶に同行し、部屋にも連れてきたそうです。

(ちゃんこ北富士)
https://tabelog.com/yamagata/A0603/A060301/6003493/

高校横綱の旗頭として

北の若が高校横綱だったことは先ほど書きましたが、ここ最近は高校横綱の出世 (番付の上昇)が以前ほどではありません。20年ほど前の相撲界では、武双山・出島・栃東・琴光喜と高校横綱出身の出世力士が続いたような印象があるのですが、一人上位力士が誕生すると続く傾向でもあるのでしょうか?

北の若には今後続いてくる高校横綱達の先駆けとなるような活躍を期待しています。そして同期生になる栃神山の奮起にも期待しています。

初場所北の若関の活躍に期待しましょう。

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