高安は優勝出来るのか?

どうしても優勝させたい力士がいる

秋場所の番付発表まであと一週間を切り、全国の相撲ファンも落ち着きが無くなってきた頃ではないでしょうか?

名古屋場所は逸ノ城が初優勝。

たしかに素晴らしいことではありますが、新入幕優勝にあと一歩と迫った逸ノ城が、あの秋場所から8年近く経って初優勝をするなど当時は誰が予想したでしょうか?

ここ数年初優勝力士が数多く誕生している中で、 逸ノ城の名古屋場所初優勝は相撲ファンにとって、「ようやく」という感覚の方が大きかったような気がします。

そしてこの逸ノ城優勝と同様に、初優勝ラッシュの中でとっくに賜杯を抱いているべきもう一人の力士がいます。そう、高安です。

これだけ優勝力士が誕生しているのだから、「●●」にも優勝させてあげたい!

この気持ちを持って、それぞれの推し力士の相撲を見つめている相撲ファンも多いと思いますが、高安に関しては「この顔ぶれの中で、何で高安の名前がないの?」という逸ノ城に少し似た感覚の方がしっくりきます。

優勝力士の中に推しがいる方には失礼で大変申し訳ないのですが、恐らく多くの相撲ファンはどこかしらにその想いはあるはずです。

元大関という実績と実力を持ち、何度も優勝まであと一歩いや、あと半歩まで迫りつつ逆転で賜杯を逃してきた高安。。。

果たして高安は賜杯を抱くことが出来るのでしょうか?

今回は「高安」について語らせて下さい。

 

高安は優勝出来るか?

 

実は話題性抜群の高安

高安には昔からなぜか「地味さ」を感じてきましたが、改めて考えてみると、話題性があるにも関わらず、いつもそれをかき消す存在(何か)が近くにあるような印象を受けます。

そもそも高安は「平成生まれ初の十両力士」です!

現在のように相撲に関する番組やニュース、SNSが盛んであればかなり話題になるところなのですが、当時は野球賭博問題による中継の中止や、逮捕者や解雇などが出ている相撲人気が落ちている頃であり、相撲が取り上げられても土俵以外に注目が集まっていました。

その後「平成生まれの初の新入幕」の称号も手にいれましたが、一場所遅れで新入幕を果たしたのが、高安と同時に「平成生まれ初の十両力士」となっていた「舛ノ山」でした。

既に引退した舛ノ山ですが、肺が人よりも小さく、20秒間しか土俵で戦えませんでした。限られた時間で必死に相撲をとり、おまけに愛くるしい顔(平幕でありながら本まで出版しました)。

何だか色々と持っていかれた感が満載・・・。

ちなみに新入幕では、一時優勝争いに関わる活躍を見せた高安でしたが、当時は八百長問題で、前年以上に相撲界は揺れており「高安の活躍どころじゃない」というような雰囲気でした(そもそも相撲人気がない)。

かなり大ピンチの相撲界でしたが、何とか暗黒時代を乗り切り徐々に人気が回復し、満員御礼も続くようになりました。

その頃には順調に力をつけた高安は「平成生まれ初の三役」という更なる称号を手にしますが、同じ場所新入幕を果たしたのが同世代きっての人気者、誰でも知ってるあの力士「遠藤」です・・・。

そして2度目の小結となった平成27年初場所、「平成生まれ初の関脇」を目指した高安でしたが負け越してしまい、奇しくも翌場所 「平成生まれ初の関脇」を手にしたのは照ノ富士でした。

その後、初優勝、大関昇進、横綱昇進と「平成生まれ初」の称号を照ノ富士が手にしたのは周知のとおり。

こうしてみると、高安は確かな実力を持ちながらも、何か見えない力が邪魔をしているかのような相撲人生を歩んでいます。

しかし忘れてはいけません、平成生まれ初の先駆者は高安なのだと。

優勝するにふさわしい漢「高安」

改めてここ約5年間(2018年初場所~2022年名古屋場所)で初優勝を飾った力士を見てみましょう。

2018年初場所:栃ノ心
2018年名古屋場所:御嶽海
2018年九州場所:貴景勝
2019年初場所:玉鷲
2019年夏場所:朝乃山
2020年初場所:徳勝龍
2020年秋場所正代
2021年初場所:大栄翔
2022年春場所:若隆景
2022年名古屋場所:逸ノ城

全員が関脇以下で、半分の5人が後に大関昇進を果たしています。この顔ぶれを見て如何でしょうか?(徳勝龍の優勝がビックリとかではなく)

この並びに高安の名前があったとしても何ら遜色なく、むしろ彼らよりも先に賜杯を抱いていたとしても不思議ではないはずです。

ここにいる大関昇進組との直接対決の成績も調べてみました。

朝乃山2勝1敗、貴景勝9勝9敗、正代9勝17敗、御嶽海20勝9敗、栃ノ心13勝9敗。

対正代戦は意外かもしれませんが(笑)、互角か勝ち越しており、照ノ富士との対戦成績も12勝12敗と互角です。

「このタイミングでこれだけ星の差が離れたし、顔ぶれを見ても、もう優勝は高安しかいないよね」と言われながら、これまで何度か優勝を逃している高安。

勝負弱いとか何とか言われていますが、ここ最近の初優勝の顔ぶれや大関陣との対戦成績を確認しても、優勝出来ないことがむしろ不思議です。

  


  

 

生みの苦しみの果てに

かつては脱走の常習犯だった高安。角界の中でも特に厳しいと言われた「鳴戸部屋」本流の血を引く力士です。

稽古の貯金や努力の量も半端ではないはずです。

先場所は残念ながらコロナ休場となってしまいましたが、野球界にはしばらく投げない「休み肩」で投げたら球が早くなっていた。。。なんて話もあるようです。

怪我ではなく一場所空いた秋場所。むしろ期待出来るのではないでしょうか?そう言えば逸ノ城も夏場所休場していましたね・・・

かつて日本人横綱の第一候補と言われながら、何度もあと一歩で賜杯を掴み損ね続けた力士がいました。

諦めずようやく賜杯を掴み、その後横綱まで登りつめたその力士も、今は高安の優勝を心から願っているはずです。

 

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