貴公俊の暴力事件と休場。
残念で仕方ありません。
今回の一件、付け人を殴った貴公俊が
一方的に悪いのはもちろんです。
しかし貴乃花部屋を応援している身としては、
やるせない想いでいっぱいです。
入門から兄弟で切磋琢磨し、弟に遅れること5場所。
新十両として臨んだ今場所、同時に「史上初の双子関取」
として話題になりました。
勝負に対して厳しく育てられ、
順調に出世してきてるようですが、
気絶するほど努力してここまで這い上がってきたはずです。
あの貴乃花親方が、
「昭和のお相撲さんのような稽古を公俊は出来る」
というようなことを言って褒めていましたね。
なかなか幕下に定着出来きず、投げやりになった弟を
戒めたのも兄だったといいます。
その後、弟に先を走られ十両昇進も先を越されました。
貴源治の十両昇進時に、「悔しい気持ちの方が大きい」
そう言っていたのが印象的でした。
ここ数場所貴乃花部屋の力士は、
異様な雰囲気の中で相撲をとっているはずです。
新十両としては、さぞテンションが上がった状態だったかもしれません。
そんな中、時間を間違えるハプニング。
几帳面な性格の貴公俊としては、
負けた事もあり頭に血が上ったかもしれません。
貴乃花部屋は9人のうち4人が関取です。
付き人達も忙しい中、ふと気が抜けたのかもしれません。
本人も泣き崩れたそうですが、
いつも強気の弟貴源治も今回の件で涙したそうです。
真剣に取り組んでいるからこそでしょう。
「暴力の根絶」「引退させろ」等々、
厳しい言葉もネット上には沢山ありますが、
「若気の至り」は誰にでもあると思います。
“元気なのに土俵に上がれない”
この経験を糧に、さらに強くなって土俵に戻ってきて欲しいです。
歴代の横綱達だって、やんちゃエピソードは沢山あります。
十両力士が責任とって辞めるなんて、「顔じゃない」
