力士の怪我問題【照ノ富士・千代の国・宇良】

千代の国が幕下2枚目で関取復帰目前。
元大関照ノ富士も今場所での関取復帰の可能性を残す3連勝。
三段目では舛ノ山、二段目では宇良も白星先行。

かつて幕内を沸かせた人気力士達が、まだ薄暗い館内で奮闘しています。
その姿には勇気をもらいつつも、正直複雑な想いにならずにはいられません。
相撲は関取と取的では身に着けるものや、所作も違うので顕著にそれを感じてしまいます。

晴れの新十両から序ノ口陥落という最大の試練に陥りながら、見事に復活した竜電や、膝の大怪我から這い上がり大関と初優勝を手にした栃ノ心。
これまで多くの復活劇を見てきました。

ただしこれはほんの一部であり、復活どころか本来の力を発揮できぬまま
土俵を去って行く力士が、幕下以下含めれば星の数ほどいるはずです。

九州場所もここまで怪我人が続出しています。
友風は全治1年という話もあります。

力士の怪我。永遠のテーマですが、何とかならないのでしょうか?

これまでも「公傷制度の復活」を唱えてきました。
巷では、巡業を減らすべきとか稽古量が少ないという声もあります。
3代目若乃花さんは受け身をもっと練習した方が良いと言っていました。

しかし相撲の番付は非常に厳しいと言わざるえません。
野球は手術したら1年リハビリになったとしても、
無給になって大部屋生活にはなりません。

そう考えると大きな怪我をした力士は、しばらく休場しても番付が変わらない
張出制度があってもいいような気もしますが、その線引きは極めて難しいです。
どこまでの番付に適用するかも悩みます。

そして何より怪我をしたタイミング。
これまで大きな怪我をした力士を見ると、直接の原因はその取組かもしれませんが、 怪我をしているにも関わらず休めない責任感で強行出場しているケースも多いはずです。 蓄積が爆発する前に大事をとって休場。これは大怪我にはならないので適用されず、 無理して怪我したら適用。何だか公平感がないです。
非常に難しい問題です。

ここまで色々書いていますが、今回結論はないです。

最近色々言われることが多い協会ですが、何か素敵な案を出して下さい。

照ノ富士、千代の国。来場所の大銀杏期待してます。

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