徳勝龍の幕尻優勝で衝撃を受けた翌日、まさかの豪栄道引退・・・。
令和2年の相撲界は驚きの連続で幕を開けました。
千秋楽の取組後様々な見解があったようですが、
「地元大阪で二桁勝って大関復帰」が目標であり、
まさか引退するなど思ってもいませんでした。
しかし今回縁あって参加した境川部屋のパーティーで、
恐らく引退を選択するであろうと確信しました。
「頑張って下さい」というファンの声掛けに対しての
豪栄道の反応が「おやっ?」と思うほど元気がなく、
パーティーの間も終始硬い表情のままでした。
そして境川親方(元両国)の挨拶で
「豪栄道は引退か現役続行か結論はまだ出ていない。」
という言葉がありました。
パーティー中挨拶した多くの方が、
「地元大阪で!」と口にされていました。
恐らく豪栄道本人としては既に決意していたのではないでしょうか?
周りは豪栄道を良く知る方ばかりなので、願いを込めての言葉。
そして境川親方は、言葉は交わさずとも豪栄道の決意を恐らく感じていたのでしょう。
関脇で二桁を目指し、再び大関に這い上がる力士と挑戦に失敗する力士。
そして番付を落としてなお懸命に土俵を勤める力士。
現役続行か引退か?
大関陥落が決まった力士は決断を迫られますが、
最近は大関陥落後も長く相撲を取る力士が多い印象を受けます。
しかし豪栄道は「大関豪栄道」のまま終わることを選びました。
番付こそ稀勢の里に及びませんでしたが、
小学生の頃からその名を全国に馳せ
花のロクイチ組を引っ張ってきた豪栄道。
注目と期待に答え続けた現役時代は、
もはや20年を超えているのかもしれません。
世代遅咲きの力士が優勝に向けて奮闘した終盤戦と同じくらい、
世代最速の漢最後の5日間は魂を見せたと思います。
学生横綱を破った澤井少年に多くの相撲ファンは夢を魅せてもらいました。
お疲れ様でした。
大関豪栄道関
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