豪風が止んだ日【豪風断髪式】

豪風の断髪式行って参りました。

2月1日断髪式当日は、稀勢の里の断髪式を思い出すような
国技館の入り口に溢れる人人そして人。

今回の断髪式で、SNS上で少し話題になっていたのが、
本場所中毎日断髪式のチラシを持ち、
豪風自ら館内で営業活動していたこと。

「どこから来たんですか?」

呼び名こそ押尾川親方ではあるものの、まだ頭に髷が付いており、
どう見ても「スーツを着た豪風」です。

そんな元関取から相撲の聖地でこんな風に声かけられれば、
それは話を聞いてくれるよ…と思う方もいるかもしれません。

しかしこれまでこんな形での断髪式の営業活動は聞いたことがなく、
好意的な対応だったとしても、わざわざお金を出してまで見に来るとなると、
確率的にはそれほど高くないと思うのです。

もちろんタニマチや関係者も多く足を運んだとは思いますが、
豪風は一体どれだけの人に声をかけたのでしょうか?

ちなみに私は稀勢の里断髪式で
「どこから来たんですか?」とやはり声をかけられましたが(笑)。

そんな効果もあって、豪風最後の力士姿に多くのファンが歓声を送ったのです。

貴乃花の休場が続き、蒼き狼朝青龍が番付を駆け上がって来た2002年。
学生横綱だった豪風は、幕下15枚目格として初土俵踏みました。
同期の出世頭は稀勢の里。その頃白鵬はまだ序二段だったんですね。

当時、早い段階で幕内には上がるかな?とは思っていましたが、
上背もなく小さかったので、三役など上位挑戦は難しいだろう
というのが失礼ながら個人的な予想でした。

間もなくして幕内昇進を果たしましたが、
幕内にはいるもののそれほど目立った活躍もなく・・
という、予想の範囲内でのポジションに収まったというのがその頃の私の豪風評。
戦後最年長での金星獲得や、関脇昇進など予想を大きく覆されるのはもう少し先の話でした。

豪風の凄かったところは持久力と丈夫さでしょう。
これまで多くの力士が怪我に泣いて土俵を去ってきましたが、
豪風が休場しているのを見た記憶がありません。
もちろん多くの怪我を抱えていたのでしょうが、
怪我で休場し、大きく番付を落とすようなことはなく、
コンスタントに勝星を残し続けてきました。
無事これ名馬と言いますが、まさに豪風のこと。

同年代や後輩の大卒力士が土俵を去って行く中、
気が付けば豪風だけが土俵に残り
そして年を重ねるごとに輝きを増しました。

入門時の年齢的に大卒力士は、中卒や高卒の力士に比べて短命になってしまいますが、 豪風は大卒力士でも遜色ない成績を残せることを証明しました。

最後の一番は、自身が得意としていた一本背負いで敗れましたが、 鳴りやまぬ拍手に、本当に沢山の数のファンが現役を見届けるたのだと 感じさせられました。

豪風が止んだ2月1日、両国は抜けるような青空が広がっていました。

お疲れ様でした。そして頑張って下さい!

豪風旭

改め

押尾川親方!!

エントランスに飾られた化粧廻し

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