照ノ富士横綱昇進!-照ノ富士と旭富士子弟で綱打ち-

遅らばせながら、照ノ富士関横綱昇進おめでとうございます!

最近ブログで取り上げた内容を見てみると・・・
「白鵬オリンピック会場に現わる」「貴源治大麻使用」「千秋楽全勝対決」「光法さんの急逝」「朝乃山問題」「竜電問題」

何だか嘆いてばかりの内容が続いていたので、久々に明るい話題!
いろんな思いや意味が詰まった照ノ富士の横綱昇進。
今回は照ノ富士横綱昇進を共に語りましょう。

横綱はとにかく凄いんだ

照ノ富士は今回73人目の横綱となりました。
相撲の歴史は諸説ありますが江戸時代から続いているとしても、
その歴史の中でたった73人しかその地位にはたどり着いていないのです。
(総理大臣は菅さんが99代目で、巨人の四番は丸で90代目)
あの横綱を腰に巻くことは簡単なことではないのです。

来場所以降照ノ富士には、土俵上での成績だけでなく「横綱」としての生きざまをも示していかなければいけません。24時間横綱であり続け、退くことが許されない相撲道に入ったわけです。

横綱から横綱へ伝える土俵入り

照ノ富士が行う土俵入りは師匠である旭富士と同じ「不知火型」です。
当然指導するのは師匠の伊勢ヶ濱親方。
「親方が元横綱」「弟子が横綱昇進」という2つの条件が揃わなければ実現しない、自身の師匠から直接伝授される土俵入りは、綱打ちの光景など含めて気持ちのいいものです。
現状では4部屋しかこの条件を満たしておらず、平成以降は三重ノ海→武蔵丸と旭富士→日馬富士の2例だけ。そうです、旭富士は2横綱を育てています。このケースは直近では恐らく北の富士の例が最も新しいはずでなかなか出来ることではありません(入門時からの子飼いケースでいうと恐らく隆の里・若乃花までさかのぼるはず)。しかもコロナ禍のおかげか、赤い綱を作成するのがこのタイミングになり子弟で綱打ちという珍しいケースになったようです。
照ノ富士も嬉しいでしょうが、親方の方が喜びが大きいのはないでしょうか?

怪我を抱える力士の希望に

順風満帆だった1度目の力士人生での横綱昇進ではなく、一度どん底を見た2度目の力士人生での昇進というところがポイントです。

あのまま順調に横綱を射止めたとしたら「横綱になる力士は違う」という、これまで早期に昇進をした力士と同じような昇進までの場所数や年齢、優勝回数の話になってしまったはずです。
もちろん怪我無く順調に昇進した方が良かったことに変わりはありません。
しかし今回大相撲史上最大の復活劇を遂げた照ノ富士だからこそ、
「あれだけ大怪我をしても復活できる」という前例を相撲史に残し、今後多くの怪我を抱えた力士達への希望の道を作ることが出来たのです。

照ノ富士復活への要因はもちろん本人の努力に尽きますが、移籍組の照ノ富士を支えた新旧合わせてのチーム伊勢ヶ濱の力も大きかったであろうことを付け加えておきましょう。

時を超えて実現するか世代交代

照ノ富士が十両に上がってきた頃、白鵬の時代に幕を引くのは照ノ富士だと信じていました。しかし現実は照ノ富士横綱昇進どころか、他の力士含めても「平成生まれ初」はなかなか出現せず、大相撲界の世代交代は起こらぬまま歳月が流れました。数年前に諦めていた瞬間がようやく訪れるか?それともその間土俵を支えた世代が一気に決めるか?白鵬がまだ意地を見せるのか?

 

まさに小暮君状態かもしれない

照ノ富士には少しでも長く土俵を

いよいよ新横綱としてデビューの照ノ富士。
白鵬からの賜杯奪還を願うファンも多いと思いますが、くれぐれも怪我には気をつけて長く土俵を務めて欲しいと思っています。
何かの番組内で「怪我もあるのでそんなに長くは出来ない」というようなことを語っていましたが、照ノ富士の土俵での活躍は、多くの怪我を持つ力士達の励みになるはずです。怪我は乗り越えることができ、乗り越えた者だけがその先にあるもっと大きな何かを掴めることを証明したのですから。

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