いよいよ誕生しましたね、「新横綱稀勢の里」
なかなか言い慣れない・・・「よこづな きせのさと」
まぁ徐々になれるでしょう。
15年の大願が成就したわけですが、唯一残念なのが、
先々代鳴戸親方(隆の里)がこの場にいないことです。
「第59代横綱隆の里 」
若いファンは知らないかもしれませんが、
まさに侍の様な力士で、侍の様な親方でした。
同期の2代目若乃花が早い出世をする中、
他の力士と馴れ合うことを嫌い、努力と猛稽古で
30歳を超えてついに横綱に昇りつめました。
千代の富士全盛期、彼の圧倒的な実力とセンスや
スター性の前に、太刀打ちできる力士はおらず、
独走を許していました。
そんな中、唯一立ちはだかり、横綱昇進後の千代の富士に
勝ち越していたのが隆の里でした。
千代の富士との、千秋楽全勝決勝を制したのは語り草です。
パフォーマンスなどのファンサービスはせず、
勝つことにこだわり、常に孤独に相撲と向き合う。
猛稽古で30歳を超えて横綱に昇進。
当時の最強力士にたった一人で立ち向かう。
そう、稀勢の里こそ、隆の里が育てた正真正銘の
「2代目おしん横綱」です。
親方も大関最後の場所は14勝1敗で優勝して横綱昇進。
そして、新横綱の場所は、全勝優勝でした。
そうなると2代目の春場所に期待ですね。
とあまり期待すると・・・
来場所の話はまだ止めておきましょう。
今日はこれで打ち止めです。