水入りが少ない【時代によっていい相撲は変わるのか?】

「最近の相撲には、水入りが少ない」

そんな風によく言われます。
とはいえ、正直もう20年以上言われているような気もします。 
たしかに昔よりも少ないですが、
ここ数十年あまり変わっていないのが現状でしょう。
旭国ー魁傑戦のような 10分を超す伝説的な
相撲はそうそうあるもんじゃないですよね。

ではなぜ言われるのか?
何度か疑問に思ったのですが、
恐らく昔の力士は身体も小さく、一番一番の相撲が
長かったからではないでしょうか?
先日、義祖父と栃若時代のDVDを見ていた時も、
「昔は長い相撲が多かった」
「土俵際で粘る」
という言葉を何度か口にしていました。
力士全体が軽量なので土俵際で簡単に決まらない。
大相撲になるケースも多く、栃若時代が黄金期と言われるのが、
改めて分かったような気がしました。
「昔はみんな小さかったので、簡単に終わらなかった」
戦後の相撲を象徴するような言葉が印象的でした。

とは言え、長い相撲は翌日にも影響が出ると思うので、
「冴えわたる技で秒殺」が一番良いと思うのは私だけでしょうか??
当たって、おっつけてから出し投げ・・・のような。
見てきた世代によって、「いい相撲」は変わるのかもしれないですね(笑)
まぁ世代を超えた相撲談義の醍醐味の一つとしておきましょう。
本日はここで打ち止めということで。

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