日馬富士問題の影でだいぶ薄れている印象の、
「嘉風戦物言い問題」と「万歳三唱問題」
何もなければもっと話題になっていたはずです。
運がいいのか?悪いのか?
まず「万歳三唱問題」
SNSなどを見ていると賛否両論あるようですが、
個人的には非常に違和感を感じました。
ファンに対して、力士代表としての謝罪は良かったと思います。
しかし土俵の外でこれだけ問題が沸き起こった今場所。
警察の取り調べもまだ始まっておらず、
協会内のいざこざも出てきている状況で、
万歳三唱はなぁ・・・。やりすぎじゃないでしょうか?
今年一年の大相撲の大成功や、来年以降の繁栄に対して
だったとしても、過去の低迷期へ戻ってしまわないか
心配する人達もいる中、両手を上げて万歳とはいかないと思います。
場内がなぜあれほど盛り上がったのか?個人的に不思議です。
「自粛」というスタンスが必要かと・・・。
そして気持ちは分かりますが、二人の処遇に対してもあの場で
口にするのもどうかなと・・・。
一方「嘉風戦物言い問題」
こちらは万歳以上の問題ではないでしょうか?
横綱は全力士の挑戦を正面から受け止めるだけでなく、
相撲内容も真摯に受け止めなくてはいけません。
「木鶏タリエズ」は別にパフォーマンスのコメントではありません。
優勝インタビューでの幕内1000勝や、2020年まで現役発言など、
白鵬が横綱として追い求めているのは「数字」や「強さ」なのだと思います。
そして実際に残してきた物も、とてつもない偉大な記録です。
それは間違いなく相撲史の中でこれからも変わらずに
輝き続けることでしょう。
ただ何となく違和感を感じている人も多くいるはずです。
あくまで個人的な意見ではありますが・・・
横綱はチャンピオンではありません。
目標の数字や、土俵の取組結果だけでなく、
一つ一つの物事に対しての真摯な対応をとる、
もっと言えば生き方こそが横綱。
強いだけではなく、それこそが宿命を持った人がなる地位です。
何となく違和感を感じた人は、
白鵬とこの辺りで価値観が異なるのかもしれません。
日馬富士問題以上に思うことが沢山あった後半戦、
今回はそんな話題を取り上げてみました。
褒めたり下げたり大変だ(笑)