「力士稀勢の里」は面白味に欠ける。
愛嬌どころか笑わない。
ひよの山数え歌をみんなで歌った時も、
笑わないし、歌わないし。
白鵬にもチクリと苦言を言われてた記憶が・・・。
コメントも真面目で極めて普通。
ぶっきらぼうで面白くない。
インタビューでの感動の涙も、
悪い相撲をとった自分への悔しさだったとか?
お客さんを意識した最近のインタビューとは
まったく反対の昭和の力士。
でもこれは仕方ないのです。
稀勢の里は、先代からの教えを忠実に守っているだけなのです。
「力士」として稽古に励み、日々鍛錬を積んでいるのです。
先代の鳴戸親方からは、テレビ用のコメントや、
ファンサービスの類は習っていません。
ただ本場所で勝つために、己を磨くことに努めているだけなのです。
マスコミの喜ぶようなニュースの時は、
潔白すぎて何も出てこないので、いつもほぼ蚊帳の外。
白すぎるところもまた、面白みに欠けるか(笑)
そんな相撲のことだけ考えているような稀勢の里。
お世辞にもファンサービスを頑張っていると言えません。
だけどファンは知っているはずです。
愚直なまでの姿勢と、相撲に対する情熱を。
巡業中、稀勢の里の登場で場内からは割れんばかりの拍手。
そして、土俵入りの掛け声も一倍大きな声援でした。
(”鶴竜の憂鬱”もぜひ読んで頂けると嬉しいです。)
不祥事?が続く角界に、良いニュースを作ることが出来る力士です。
荒磯を名乗る日はまだまだずっと先のことです。