始まった夏巡業、そして同時に始まった稀勢の里正念場の夏。
ネットニュースでも、申し合いを始めたと報道されています。
不退転の秋場所に向けて、いよいよ待ったなしの巡業です。
個人的に来場所休場はないと見ています。
それ即ち「ダメなら引退」です。
相撲勘の戻らない手負いの身体での出場・・・。
厳しいことこの上ない状態で、
場所が近づくにつれ、外野もワーワー言うことでしょう。
そんなネガティブ情報の多い横綱ですが、
今巡業、審判部として西岩親方こと元関脇若の里が帯同します。
先代鳴戸部屋の魂を引き継ぎ、
若き頃の萩原少年に鳴戸魂を叩きこんだ若の里。
巡業に帯同する中に、横綱に対して意見を言える
人物はそれほど多くありません。
(元横綱は貴乃花親方だけ?)
数少ない物申せる人物、かつ初心を思い出させてくれる、
そんな存在が近くにいるのは力強いのではないでしょうか?
稀勢の里が正念場となったこの巡業、
若の里が帯同したのは偶然でしょうか?
それとも先代からの激励でしょうか?
貴乃花親方がかって7場所休場した際、
優勝争いはおろか勝ち越しも難しいと
言われる中で奇跡は起きました。
綱を締めてまだ1年半。
奇跡はもちろん、まだまだ軌跡を残せ稀勢の里。