再び描かれる兄弟の物語【貴源治、貴公俊躍進を願う!】

貴乃花部屋の貴源治がついに関取昇進! 
期待の大きさからなのか十代での昇進にも関わらず、 
それほど早く感じないのは私だけでしょうか? 

月刊「相撲」で年頭必ず行われる期待の若手特集。 
今年堂々の1位に輝きました。 
そして先月号では兄貴公俊と共に、 
見開きで扱われるといった期待度満載の扱い。 

共に相撲経験なしながら、揃って19歳で幕下上位まで昇進。 
そして今回貴源治は十両昇進。 
兄弟揃ってワクワクを感じずにはいられません。 
そして素質に甘んじず、鬼の教えを継承する部屋で猛稽古。 
強くならないはずがありません。 

貴源治に関しては、正直初場所の千秋楽、 
「勝ったのに上がれんのかい!」と思いました。 
千秋楽のパーティーでもそんな声がちらほら・・・ 

でも師匠は、 
「10場所先に上がれるくらいの気持ちで稽古しろ」 
みたいなことをおっしゃっていました。 

それを静かに聞き、未練がましいこと言わず頑張った弟。 
負けずと関取を目指し頑張る兄。 
何でしょうか、この部屋の力士に感じるひたむきさ。 
好感を持てますよね。 
性格は正反対で、おっとりしたお兄ちゃんと、気の強い弟さん。
2人にはまだまだ上があります。貴源治には関取昇進や幕内昇進で満足せず、 
不惜身命で頑張って欲しいです。 
貴公俊は、焦らずやって欲しいです。 
悔しい気持ちや焦る気持ちもあるかもしれませんが、 
まだまだ先は長い! 

20年ほど前、火の出るような稽古の末、 
大相撲史上で唯一同期入門の兄弟が頂点を極めました。 
一度は終わったその物語ですが、土俵のDNAを 
受け継いだ2人の兄弟が、再び描き始めています。

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