照ノ富士にも称賛を!【稀勢の里優勝の裏側で】

稀勢の里新横綱での優勝

初場所での初優勝に続き、土俵を沸かせ感動に巻き込んだ稀勢の里。

土俵入りで柏手を打てるかと心配され、休場するほどの怪我を乗り越え、
本割・決定戦と劇的な連勝をしての22年ぶりの新横綱優勝!
表彰式では君が代が流れる中での男泣き。
最高にドラマチックな結末を迎えた大相撲春場所。
平成13年夏場所の貴乃花を彷彿させる見事な気力と、
横綱の意地を見せてもらいました。

しかしその一方、どこかモヤモヤしているのは私だけでしょうか??
会場にいたわけではないのですが、

照ノ富士が勝ってはいけない

そんな雰囲気になってませんでしたか?

横綱昇進までの苦労、今場所序盤の好調さと連覇への期待。
愚直なまでの土俵への姿勢。
一方で、昨日注文相撲で勝利した照ノ富士。
たしかに新横綱が賜杯を抱くことに期待する気持ちはわかります。

でも、照ノ富士だっていずれ横綱といわれながら、
ずっと優勝から遠ざかっており、長く膝の怪我と戦っているのです。

昨日から照ノ富士のテーピングが厚くなってませんでしたか?
照ノ富士の足は今日も出てませんでした。
もしかしたら遠藤戦あたりから膝の状態が良くなかったのかもしれません。
照ノ富士が2年ほど前、終盤までトップを走っていたにも関わらず大怪我を負い、無理に出場した結果怪我が長引いていることを、今回ブーイングした人たちはみんな知っているんでしょうか?

「どうしても優勝がしたい気持ち」
「無理にでも出場したい気持ち」
「やりづらい相手の気持ち」

誰よりも全てを分かっていたのは、
照ノ富士本人ではないでしょうか??
稀勢の里に注がれる大歓声の中、負けた照ノ富士の表情を見て、
何だかとても複雑な気持ちになりました。

稀勢の里の新横綱としての優勝は素晴らしいです。
何も文句を付ける気はありません。
素晴らしい優勝を見せて頂けたと思います。

ただ、一方的な報道には対しては違和感を感じます。

怪我を負いながら勝利した稀勢の里と、昨日変化した今日敗れた照ノ富士。

かつて日本中を感動させた大怪我した貴乃花の優勝。

その裏で優勝をさらわれた武蔵丸は、もう一度元気な状態で貴乃花と対戦することを待ち続け、7場所後見事リベンジを果たしました。

稀勢の里が今回抱えることになった責任は、怪我を完治し、やはり稀勢の里は強いんだと言うところを見せること。
一方照ノ富士は、互いに万全で雑音のない中、次回は勝たなければいけません。

それぞれのプロローグになる春場所だったことを切に祈ります。

照ノ富士正々堂々とした相撲をありがとう

横綱も、大関も15日間お疲れ様でした。

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