あと少し【今が辛抱、頑張れ貴公俊!!絶対上がれる!】

さて、そろそろ夏場所が近づき、相撲ファン達はそわそわしてきました。夏場所は平成の大横綱の弟子で、日本人期待の若手貴源治の新十両が話題になっており、私も大いに期待しております。が、一方でそれ以上にお兄ちゃんの貴公俊には、頑張って欲しいと切に思っています。
巡業中は、共に若い衆として楽しそうにしているようでしたが、新十両を前に話題になる貴源治と合わせて取材されている姿を見ると、複雑な気持ちになりました。少しそっとして、稽古に集中させてあげて欲しいなと・・・。
番付発表後、それぞれの立場が大きく変わってきます。貴源治の昇進の際、「涙がでるほど悔しい」と語っていましたが、現実が目の間に広がれば、さらに気持ちが強くなるはずです。ここ数場所は試練の時です。取材に訪れる相撲関係者は、幕下と十両の違いは十分理解しているはずです。そこを理解して、思いやって取材してあげて欲しいと思います。
若貴も十両は貴乃花が先に昇進、2場所後に若乃花が昇進しました。貴乃花の昇進会見の時、「頑張ります」というような若乃花のコメントに対して、「頑張って大頭(幕下筆頭)になるの?」という大馬鹿な質問をした記者がいました。本人が一番やる気を起こしているはずです。周囲が無責任な発破をかける必要なんてないと思っています。十分上がれる逸材なんです。
19歳の相撲未経験者の若者が関取を狙える地位にいる。早い出世です、立派なもんです。焦らずに頑張って欲しいと思っています。
若乃花さんが、「あの頃は、笑顔の時も心の中では今に見てろと常に思っていた」と言ってました。もしかしたら今は同じ気持ちかもしれません。
言葉をかけずとも、黙って応援している人は沢山います。そして、本当に笑える日をみんなが心待ちにしています。早い出世にも関わらず、親方に「遅い」と言われる会見を待っています。夏場所頑張って下さい。

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