井筒親方は誰になるのか??-豊ノ島断髪式-

希代のエンターテイナー豊ノ島

少し前にはなりますが、「豊ノ島引退井筒襲名披露大相撲」行ってまいりました。

そのエンターテイナーぶりからお茶の間でも人気が高く、テレビ出演も多かった豊ノ島の断髪式だけあってハサミを入れた顔ぶれも、ダウンタウンの浜ちゃん、元少年隊の東山紀之氏、俳優の田中圭氏や百獣の王武井壮氏と、テレビ受けするメンバーも多く参加し、特に浜ちゃんのハサミが入る際は、ここ数年国技館では禁止されていた「歓声や声掛け」も多く飛び交い盛り上がりを見せていました。

その「しゃべり」や「モノマネ(完成度も高い)」といった特技をジャンクスポーツをはじめとしたテレビ番組内で披露し、全国区の知名度になった豊ノ島。

 

「相撲はあまり知らない(興味はない)けど、豊ノ島は知っている」という方も多いのではないでしょうか?

断髪式終了後にネットニュースでも多く扱われているのを見て、改めてその知名度を実感しました。(恐らくジャンクスポーツでも後日断髪式の特集が放送されることでしょう。。。)

 

小さい力士に希望を与える存在

巡業で「頑張ってく下さい平泉成さん」と声を掛けられた際、平泉成のモノマネをして返答する豊ノ島。

あまりに芸達者なだけに「土俵外での活躍」が多くクローズアップされますが、力士としての実績も名力士と呼ぶにふさわしい立派なものでした。

その輝かしい実績の中でも特に凄いと思うのが、「小兵でありながら活躍した」という点です。

現役の後半は自称「わがままボディ―」の豊ノ島なので大きい印象があるかもしれませんが、身長に関しては170センチありません。

現在の入門資格は「167センチ以上」なのでこれでも問題ないのですが、豊ノ島が入門した際の規定では「173センチ以上」が条件だった相撲界。ではなぜ入門出来たのか?

豊ノ島の入門時、すでに入門者が減少し始めていた相撲界は、第二次試験をパスすれば多少体格が足りない志願者も入門できる「第二新弟子検査」があり、豊ノ島はその制度で初めて関取になった力士なのです。

現在はなくなってしまったこの制度ですが、これをきっかけに入門条件が緩和されたこともあり、豊ノ島の活躍は小さな力士達の道を作るきっかけの一つとなり、希望となりました。

その他にも「豊ノ島」が土俵で残した実績や活躍は多くあるのですが、それは以前ブログで書きましたのでそちらをご参照下さい。

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井筒親方としても活躍は続く

その人柄や知名度を生かし、断髪式の宣伝も趣向を凝らして行っていた豊ノ島。奥様や娘さんの存在もあり、断髪式は笑いあり、盛り上がりあり、涙ありと大成功だったと思います。

髷を落とした豊ノ島こと井筒親方は、これからもその知名度とエンターテイナーとしてのセンスを生かして、相撲人気の裾野を広げる強力な存在になると思います。

恐らくメディアでも、豊ノ島の引退や今後の活躍に関してこのようなカッコよく〆る形になるのかと思いますが、私は豊ノ島にはエンターテイナーとしての役目だけでなく、もっと豊ノ島にしか出来ない仕事もしてもらいたいと思っています。

それは、その知名度を生かして「年寄株」について世間の関心が集まるような発言をすることです。

井筒親方は結局誰になるのか?

現在豊ノ島が襲名している「井筒」は現在逆鉾の遺族が所有、豊ノ島はそれを借りている状態です。

この「井筒」という年寄株。以前は将来的に鶴竜が部屋ごと継ぐと言われていましたが、逆鉾の娘さんと志摩ノ海が結婚したことで鶴竜説でさえ可能性が低くなってきました。

いずれにせよ、現段階で豊ノ島が「井筒」を正式襲名する可能性は低く、「豊ノ島がところてん式に相撲協会を退職する」という影は今後付きまとうことになります。

 

 

年寄株制度に注目を

個人的な意見ですが、この年寄株という相撲界にある制度は「再雇用制度」と共に、早急に見直すべきものだと思っています。

定年を迎えて最前線を離れた人達の数だけ、これからの角界を背負うことが出来る人間が不本意な形で相撲界を去る。おかしな話です。

「功労者」という理由があるのだと思いますが、年功序列を見直そうと言われている日本社会の中において極めて古い考え方であり、相撲人気の凋落はもちろん、結果的に競技人口の減少に向かうスピードをさらに加速させる要因となってしまいます。

そもそも「○○親方」として残る必要があるのか?本名で残ればいいのでは?

親方株の数を増やすことは出来ないのか?売価が下がるから?元々継承させるべき存在のはずでは?

伝統と悪しき習慣や慣例は紙一重です。

この相撲界全体が抱える大きな問題は、恐らく注目されて外部圧力が掛からなければ、すぐに変えようという動きは絶対に生まれません。

もっと年寄株という制度に関して、注目される場面で一人でも多くの人が問題視する発言をして欲しいと感じています。

それが出来る知名度や発信力のある力士や親方は数少ないですが、豊ノ島はその数少ない一人です。

メディアの力を味方に付けることが出来れば、少しでも改革のきっかけにならないか、、、?

そんな想いも抱きながら留めハサミを見つめていました。

最後に熱く語ってしまいましたが、協会の改革に関しての話はまた今度。

とにかく豊ノ島関お疲れ様でした。

 

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豊ノ島断髪式
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