「世代間の意地(プライド)合戦」になると注目していた名古屋場所が終わりました。「あっ!」という間でしたね。たしかに多少若手がかき回しました印象もありますが、白鵬の牙城は崩せず、終わってみれば白鵬といういつも(笑)
新たなモチベーションのある時の白鵬は本当に凄いです。内容云々よりも、とにかく勝利に対して貪欲です。幕内1000勝、横綱在位63場所の記録が目前に迫ってきており、闘志溢れる横綱ですので、ぜひ衰える前に勝てる力士の誕生を期待しています。
さて、場所前に全員自己最高位の「平幕上位4人衆」
と注目した面子の成績は・・・
宇良:7勝8敗、貴景勝:5勝10敗、北勝富士:8勝7敗、輝:5勝10敗
成績だけを見るとまだまだでしたね・・・とはいえそれぞれ頑張ったと思います。
宇良上位陣に休場が相次いだ中、見事に盛り上げました。まさかあれほど通用するとは・・・膝のケガがなければ三賞いけたと思うので、残念!しっかり治して、再び三役挑戦を!
貴景勝白鵬戦をはじめ、本当にハートの強い力士です。星は上がりませんでしたが、内容は良かったと思います。親方は勝たないと意味がないとおっしゃっていましたが、もうワンランク突きを磨いて、上位陣をなぎ倒す日を楽しみにしています。
北勝富士千秋楽は残念でしたが、唯一の勝ち越し。三賞と三役の実力があることは証明できました。ただ、琴奨菊にみられるように上位陣は強いですので、相撲を覚えられた来場所は重要!御嶽海や宇良と同じ平成4年生まれ組は、徐々に注目されてきましたね。
輝以前最も期待してた若手でした。恵まれた身体をいかせていないですよね・・・たしかに若くして幕内上位は立派なんですが、もの足りない・・・。
4人とも今場所を糧に、更なる最高位更新を期待しています!
御嶽海現時点では若手ナンバー1の有望株でしょう。とはいえ、今世紀に入ってから学生出身の大関って出てないのでは?90年代の終わりから武蔵川勢がジンクスを破り、ポンポンと輩出しましたが、また昔に戻っています。伸びしろがないと言われていますが、超名門部屋久々の大器ですので、ぜひ部屋に伝達使者を!
歴史的な瞬間を見ること出来た名古屋場所。大相撲の勝利にまつわる記録はどこまで伸びるのでしょうか?期待と恐ろしさを感じつつ、今日はここで打ち止めにします。
次回も名古屋場所総括続き・・・の予定。