初場所開幕。久々に「横綱が並ぶ」土俵に!
いよいよ1月11日から初場所が始まります。
初場所といえば一年の相撲を占う大切な場所ですが、今年は更に楽しみな要素があります。それが、2横綱が並ぶ初場所という点です。
初場所で横綱が二人揃うのは、実に約4年ぶりとなります。
お客さん目線で言えば、横綱土俵入りを二人分見られるわけで、少し得した気分にもなりますが、やはりそれ以上に大きいのは土俵の空気感!
横綱が二人いる場所というのは、やはり自然と周囲の緊張感も変わってきます。
令和の相撲が、再び「軸」を取り戻した。そのスタートとなる初場所になる予感がします。
初場所の番付を見ながら感じたことを徒然なるままに書いていきます!
横綱として真価が問われる一年
大関としてスタートした令和7年は、年間3回の優勝に通算71勝という勝ち星。久々に70勝台に乗せての年間最多勝も獲得しました。まさに大の里中心となって回った相撲界。
数字だけを見れば申し分のない一年でしたが、九州場所の最後に休場という形で終わったのはやや消化不良だった印象もあり、横綱昇進の勢いそのままに締めたとは言い切れませんでした。
横綱になった以上、今年は爆発力よりも安定感が問われます。
令和8年は、初めて年間を通して横綱を締めることになる大の里。
攻めている時は本当に強いですが、守りに入った時の粘りにはまだ課題があるように感じます。横綱としてどれだけ我慢の相撲を身につけられるか。
それが一年を通してのテーマになるはずです。
綱の実力は証明。反撃の一年に!
豊昇龍にとっての令和7年は、嬉しさと悔しさが入り混じった一年でした。
初場所、世代のライバルたちを置き去り一気に優勝⇒横綱昇進を果たしたものの、横綱昇進後は優勝のチャンスはをあと一歩のところで逃しています。
3場所合計33勝、優勝1回という成績での昇進時には「時期尚早」という声も少なくありませんでしたが、秋場所、九州場所を通して、横綱として戦える実力があることは十分に証明したと思います。
今年はライバルも現れ、改めて挑戦される側としての一年になります。
先輩横綱として、土俵の中心に立ち続けたいところです。ぜひとも横綱としての初優勝を果たしてもらいたいと願っています。
今後、終盤で必ず当たることになる安青錦への対策は、大きな課題でしょう、、、
王道を行く相撲が一番安定そして強い。
相手の攻撃に対して決して頭を上げず、辛抱して前に出続ける。研究熱心で技も巧み。ヨーロッパ系力士にありがちな力任せの相撲ではなく、正攻法の積み重ね。そんな安青錦の相撲には勢いだけではない、本当の強さを感じさせてくれます。
安青錦の相撲は、派手さはないものの、基本に忠実で美しいです。
「青い目の侍」と言われていますが、本当は日本人なんじゃないですか?というくらい日本人力士以上に日本的な相撲を取っています。
大関という地位のプレッシャーはあると思いますが、この相撲スタイルを貫く限り大崩れはしないはずです。横綱昇進も時間の問題でしょう。
「大関・安青錦」が見られる今は、ある意味で貴重な時間だと感じ新大関の土俵を見守りましょう。
令和の主役と、踏ん張りどころを迎える力士たち
隆の勝は、常盤山部屋後援会の私としては、どうしても応援してしまう力士の一人です。最近は良い時と悪い時がはっきりし過ぎていますが、今場所は「強い方の隆の勝」を期待しています。優勝もあり得る実力だと私は思っています。
九州場所の義ノ富士。跳ね返されるかと思いましたが、想像以上に強かったです。先場所の上位陣との対戦内容や結果を考えると、今場所のキーマンになる可能性もあります(初顔だったというものあるかもしれませんが)。
以前から言っている「ビッグ4」が明暗を分ける中、義ノ富士と安青錦には「令和8年期待組」として頑張ってほしいところです。
伯乃冨士は、大の里と並び本来ならもっと上にいていい力士だと思っています。
九州場所が今年最初の負け越しだったように実力は疑いようがありません。
怪我や部屋のいざこざでついていない土俵人生が続いていますが、むしろそれで幕内上位にいる実力。稽古相手にも恵まれた環境で、大関以上を期待したい存在です。主役になれる漢なはず。
大栄翔、若隆景、若元春。
大関候補と言われ続けているうちに、全員30歳を超えました。
2000年前後生まれが土俵の主役になっている今、ここ1〜2年が本当の踏ん張りどころだと思います。時に場所を盛り上げる名わき役として、時に土俵の主役として、相撲人気を支え続ける彼らの踏ん張りに期待したいところです。
霧島は成績が安定しきらないものの、二けた勝利を頻繁に出来るように、やはり地力はあります。だからこそ、彼が再昇進なりしないと関脇に上がれない力士が出てきます。まだまだ力の衰えを感じないからこそ、もう一度上を目指してもいいのでは?と思う霧島。個人的には霧馬山に戻してみれば?とちょっと思う。
阿炎は、ここまで番付を下げると逆に面白い存在になります。
上位陣が早めに崩れた場合、序盤大勝して中盤から終盤にかけて上位戦を組まれた場合など、ノープレッシャーの阿炎が一気に優勝戦線に絡んできても不思議ではありません。体調次第で今場所のダークホースか?師匠に優勝の賞状を上げた阿炎なので何とかもう一度。
幕内最年少の藤ノ川。
正直なところ、新入幕した際にここまですんなり幕内で通用するとは思っていませんでした。巧さや力強さも感じる相撲で、幕内の実力は十分です!
今年中の三役も期待されますが、幕内は上位と下位の実力は違います。令和8年幕内上位の壁を越えられるかが注目。
最後は玉鷲ですが、九州は4枚目で7勝。名古屋場所は40歳で殊勲賞。
もう、何も言うことはありません。本当に立派だと思います。あなたは角界の宝です。
まだまだ書きたいことはありますが、まずは初日の割に期待します。
初日現地で貴健斗が見れるのか?初場所楽しみです。
