貴ノ岩って今どうしているの?

見事な優勝祝賀会となる

たいぶ遅くなってしまいましたが、秋場所千秋楽パーティーのご報告です。

2023年秋場所千秋楽
日時:2023年9月24日(日)
場所:帝国ホテル
参加関取:貴景勝、隆の勝、貴健斗

さて、秋場所千秋楽の夜ですが、今回も常盤山部屋の千秋楽パーティーに参加させて頂きました。会場は夏場所から変更されており今回も帝国ホテル。

数年前まだ貴乃花部屋があった頃、「ようやく帝国ホテルでパーティーが出来る部屋になった」というようなことを貴乃花親方が語っていらっしゃいましたが、初場所同様見事「優勝祝賀会」となった今回のパーティーを体験して、「部屋の格」を改めて痛感することとなりました。

毎度のことではありますが、千秋楽パーティーに参加するためには、まだ千秋楽の取組結果が出る前に家を出なければいけませんので、今場所も初場所同様ドキドキしながら会場に向かうこととなりました。

今場所は千秋楽を前にして、3敗でトップの熱海富士を4敗力士4人(貴景勝、大栄翔、高安、北青鵬)が追う展開となりましたが。。。

まずはトップを走る熱海富士が朝乃山と対戦。ここで勝利すればすんなりと初優勝が決まる熱海富士でしたが、そこは元大関の意地を見せた朝乃山に軍配は上がり、この時点で巴戦か決定戦の実施が確定しました。そして4敗力士達の結果は・・・

○豊昇龍VS●北青鵬
○貴景勝VS●大栄翔
○霧島VS●高安

4敗力士の北青鵬と高安は敗れ、4敗同士の決戦を制した貴景勝だけが勝ち残り。優勝の行方は貴景勝と熱海富士の優勝決定戦となりました。

そして・・・「貴景勝優勝決定V4」の一報をネットニュースで確認したのは、帝国ホテルへの移動中の電車の中でした。

これで本日の「千秋楽パーティー」は、初場所同様に「優勝祝賀会」となったわけです!以前もブログに書いたと思いますが、やはり紋付の祝賀会は良いもんです。

https://twitter.com/yokozuna_story/status/1705980703341682702
https://twitter.com/yokozuna_story/status/1706257802938003953

まさかの貴ノ岩関参戦

そんな「優勝祝賀会」でしたが、優勝の写真撮影もあり大関や付き人達は遅れての登場。その他の力士も含め、会場は何となく嬉しい慌ただしさに包まれており、スタートの時間も少し遅れていました。

ドリンクを少し飲んだり、会場の写真を撮っていると、なんか見たことがあるような人物がいます。

誰だろう・・・・顔見たことあるような・・・

「あ!」

いや、、、でもな、、、すると一緒にいた後援者の方がその人物のことを「バスカ」と呼んでいます!

やっぱりそうです。私の知っているバスカで、相撲部屋と関わりのあるバスカは一人しかいません。そう「貴ノ岩」です。

貴景勝初優勝の直後貴ノ岩は角界を去ったわけですが、その後大関に昇進して相撲界を引っ張る立場として、優勝力士として貴ノ岩と対面。

貴乃花部屋の後援会に入っていた身として、貴ノ岩がこの場にいるということに何とも言えない気持ちが込み上げます。

 

スマートになった貴ノ岩関

 

すぐに声をかけるとやはり本人。コロナ明けで今回が「4年ぶりの日本」と言っていました。ちゃっかりソロとツーショットをお願いし、私の友人に熱狂的な貴ノ岩関ファンがいることを伝えると、ご存知でテレビ電話をかけようと貴ノ岩関から提案を頂きました。

「え?マジ?」と半信半疑な私でしたが、何とも快くテレビ電話をして下さり(掛かって来た本人は感動していました)、色々とお話もさせて頂きました。

貴ノ岩関はまだ33歳(今年34歳の学年)、現役で言えば志摩ノ海や英乃海らと同学年です。最後に本場所の土俵に立ったのが平成30年の九州場所。あれから約30場所が経過しています。

もしまだ現役でいたらどうなっていたでしょうか・・・・

直にこんなに話が出来たので嬉しい時間だったのですが、少し「もしも」を考えると残念な気持ちにもなりました。。。現在の常盤山部屋の関取は突き押し相撲。貴ノ岩があのまま残っていれば、四つ相撲を取れた貴源治や貴公俊の未来も変わっていたのではないでしょうか?

次回のパーティーでも、ぜひお目にかかれたら嬉しい限りです。

「アレ」を狙って欲しい隆の勝

貴景勝の優勝で盛り上がった令和5年秋場所千秋楽パーティーでしたが、他の関取はと言うと・・・

隆の勝(前頭4枚目)が6勝9敗。

昨年・一昨年の勢いが少し失速してきた感じがしますが、まだまだ地力のある力士です。

相撲界ではここ数年、阿炎・大栄翔・若隆景・霧馬山・豊昇龍・徳勝龍・正代・朝乃山など、関脇以下の力士による初優勝(現時点でその1回のみ)が続出しています。

貴景勝移籍によって、最も地力を上げたのは隆の勝と言っても過言ではありません。隆の勝には十分その資格はあるはずです。将来常盤山部屋を継承するのは隆の勝だと思っていますので、ぜひ「アレ」を一度は経験出来ればいいなと応援しています。

 

熱唱する隆の勝

 

続いて貴健斗(十両9枚目)ですが、こちらも同じく6勝9敗。

大きな負け越しが少ないので十両残留していますが、直近6場所で勝ち越したのは春場所の10勝5敗のみ。

止められたり起こされると防戦に回ってしまうため、次の一手があればといつも思っています。

謙虚で真面目で「気は優しくて力持ち」をそのまま形にしたようなお相撲さん貴健斗を沢山の地元ファンが応援していると思います。関取としてご当所九州での勝ち越しはまだですので、今場所こそ!!

 

桑田佳祐はオハコです

 

全体の挨拶が終わってすぐ、貴健斗が貴ノ岩の所に挨拶に向かいました。当時はまだ幕下だった貴健斗が、紋付姿で貴ノ岩とツーショット写真に納まる。「エモい」っていう言葉を実感した瞬間でした。

そして最後に、秋場所を西幕下28枚目の地位で4勝3敗と勝ち越した常盤山部屋期待のホープ若ノ勝。来場所は自己最高位の更新が確実でしょう。

貴景勝の付き人として日々奔走し、いつも頑張っている姿を誰もが知っています、勝負の令和6年を迎えるにあたり、一年納め勝ち越しを!

今場所優勝を果たした大関貴景勝にとって、「2場所連続かそれに準ずる成績」が掛かる九州場所は「綱取り場所」になります。

しかし今場所の優勝が11勝4敗だったため、メディアによっては「全勝でなければNO」「今場所の成績が低すぎるので綱取りではない」など、マイナスな記事や意見も見かけます。

しかし、それらの意見や記事は一旦忘れて、まずは優勝を目指していきましょう。千秋楽再び賜杯を抱いた時、その答えは出るはずです。

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