日本人横綱誕生はいつか?-稀勢の里綱取り物語は続く-

横審によると、どうやら稀勢の里の綱取りは振り出しに戻っておらずつながっているそうです。

今年に入ってから・・・いやもうかれこれ10年くらいになるでしょうか?
史上二番目の速さで関取昇進を決めて以来、全国の大相撲ファンたちにずっと期待され続けてきた稀の里。
日々土俵上で悲壮感漂うオーラを身にまとい、命がけで戦っています。

非常に立派であって、故郷茨城はじめ応援している人は全国に沢山いることでしょう。そして3代目若乃花以来久しく誕生していない日本人横綱の誕生(日本生まれとか最近ややこしいのであえてこう言います。)を願うマスコミの気持ちもわかります。

しかしだからこそ、ここはじっくりと慎重に先を考えて見てもらいたいと思います。贔屓目や、世間の空気を読んでの横綱昇進が良かったケースってそれほどなかったような気がします。

むしろ厳しめのハードルをクリアしてこそ真の横綱。
甘めのハードルで上げてしまうとワンチャン横綱になってしまい、昇進後茨の道が待つことになります。そして結果的に早期引退。

白鵬が以前言ってた「強い人は大関になる 宿命のある人が横綱になる」という言葉がありましたが、たしか横綱になるべき力士は何度跳ね返されようと、最終的に横綱昇進するものなのです。

貴乃花は綱取りに何度も失敗しましたが、結果的に横綱になりました。
大関の優勝回数実に6回。

無理に稀勢の里を横綱昇進させようと外部から援護することは、本人にとってもマイナスになってしまいます。

日本人横綱を誕生させたい気持ちはよくわかります。
しかしここは応援しつつ、本人の奮起を待ち本当の時が訪れるのを待ちましょう。

日本人横綱はいつ誕生するか?稀勢の里の綱取物語。
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