令和3年九州場所を振り返る-照ノ富士時代の到来か?-

ずいぶんと遅くなってしまいましたが、今回は九州場所を少し振り返ってみたいと思います。

安定感抜横綱群照ノ富士

初の全勝優勝ということで、最後まで安定感のある相撲でした。
14日目の阿炎戦は危機一髪と言われていますが、膝が完全に伸びきっていたわけではないので、本人としてはそれほどピンチではなかったのではないでしょうか?今場所好調だった貴景勝戦ですが、当たりをまともに受け止めての横綱相撲を見せており、余裕さえ感じました。稀勢の里が親方ちゃんねるで言っていました「貴乃花が朝青龍の挑戦を受けた一番のように、攻められているようで相手を攻めている」。まさに横綱相撲での九州場所でした。

どう成長するか貴景勝

貴乃花部屋出身ということだけでなく、その真摯な土俵態度なども加わり貴景勝は以前から応援しています。非常に努力して頭も使っていると思うのですが、遠藤を一発で吹き飛ばす好調な当たりも今場所の照ノ富士には通用しませんでした。貴景勝は身長やリーチの面で非常に不利なので、掴まってしまった場合下位力士であれば突き落としなどで対応出来ることもありますが、上位陣相手になると何も出来なくなってしまうケースが多くなります。横綱を倒すのはバランスを崩すか引かせるかになると思うので、今の強い当たりを継続出来れば、勝利することや善戦もあるかと思うのですが、掴まった際の対処ができれば。。。と思ってしまいます。来場所はリベンジを期待しています。

復活優等生阿炎

見事な12勝ですが、冷静に実力から考えるとそれほど不思議な勝ち星ではないのかもしれません。この番付の力士が割り崩して大関に勝利していたらもう一つくらい三賞を貰っていてもよかったような気がするので、それが今場所の12勝に対する評価なのかもしれません。とはいえ、久々の幕内で素晴らしい相撲だったと思います。照ノ富士戦はも敗れたとはいえ、現在取れる最高の相撲を取ったとおもいます。そして優勝がなくなった千秋楽、全く別人のように敗れるのもまた阿炎。

実は初受賞の宇良

九州場所、初の技能賞を獲得した宇良。怪我で陥落する前にもちょっとした宇良ブームがあったので、技能賞どころか三賞が初受賞ということに驚いた人も多かったかもしれません。タイミングや運もありますが(金星をとったものの負け越した。印象に残らない場所だったなど)、もしかすると先日貴闘力さんがyoutubeの中で栃赤城さんのことを話していたように、相撲内容が意外に技能相撲と評価されていなかったのかもしれません。(栃赤城は半身からの逆転技が多く技能相撲と評価されていなかったと言われています)
ともあれ、宇良が一番良く似合うっであろう技能賞の取得は喜ばしい限りです。
怪我でも頑張った相撲の神様からのご褒美でしょう。

ご当所初のお披露目正代

武蔵丸にもさんざん書かれていましたが、大関として初のご当所場所でクンロク。しかも序盤から一進一退という体たらく。もう少し大関らしさを見せたかった場所でした。発言や表情含め、元々力強いオーラを漂わせているわけではないので、勝星でしか強さを表現することは出来ません。豊山と共に、もう一皮と思っている熊本と新潟の相撲ファンは多いことでしょう。

実力者大栄翔

もう何年も前、貴乃花親方が解説で「類まれな突き押しの力を持っている」と話していましたが、まさかそれを実感するとは。。。
今場所最も照ノ富士を追い詰めたのは大栄翔でしょう。
横綱のバランスを崩せるほどの突き押し。バラエティーやSNSでは貴景勝の相方的な感じになっていますが、後半の連勝勝ち越しからも分かるように、その突き押しの実力は幕内随一。

綺麗系力士若隆景

「わかたたけげ」「わかたかかかげ」日本中で四股名を噛む人が続出している「わかたかかげ」。裏を返せばそれだけ露出されて注目されてきたということ。
髷の似合う顔立ちや体系、佇まい、相撲っぷりが「ザ力士」という雰囲気で、出てきた頃の勢を思い出します。このイケメン力士がどれだけ女性ファンを取込かは注目です。もちろん土俵上でも大栄翔同様に後半怒涛の追い込みで勝ち越し。確実に自力が付いてきました。来場所は兄弟幕内の誕生!

こちらもご当所佐田の海

一方同じく熊本出身の佐田の海は力強い相撲を見せてくれました。
もしかすると幕下まで行ってしまうのでは?と思わせる令和3年前半戦でしたが、後半は勝ち越しが続き2年ぶりのご当所でも見事勝ち越し。
部屋の弟弟子達と共に、来年も上位返り咲きを目指して頑張って欲しいです。

栃ノ心危機一髪

満身創痍十両陥落の危機でしたが、強行出場で幕内残留濃厚の星勘定。
気力は見事でしたが、来場所は更に幕尻での土俵です。同じく満身創痍の状況で皆勤するのは難しいような気もします。
元大関のプライドがあるのかもしれませんが、現役続行を望むのであれば、一旦休んで十両から取ってもいいような気がしますが、、、

敢闘賞玉鷲

若々しい相撲で白星を積み上げた前半戦の土俵を考えると、個人的には敢闘賞をあげてもいいような気がします。鶴竜曰くまだ27歳らしいので、当分は衰えとは無縁ですね。

期待の大器も過去の話に輝

「達」だった幕下時代はもちろん、輝として十両、幕内に上がってきた際は多くの相撲ファンがその将来を期待したはずです(私もその一人でした)
いつか化けると思いつつ、三賞・金星・三役が何もないまま時が過ぎ、そろそろきっかけを掴まないと十両落ちするぞと思っていましたが、現実になりそうな予感。。。

ミニ貴景勝武将山

武将山ファンの方はどう思っているか分からないですが、遠目からみたフォルムや表情、取り口、見れば見るほど「ミニ貴景勝」です。
貴健斗のライバルではありますが、個人的には早く上位に上がって貴景勝戦を見たいです。往年の闘牙VS隆の鶴。。。ある意味楽しみです。

最強DNA王鵬

ついに新入幕を果たしそうな最強のDNA。入門時からのライバルは既に幕内上位に定着しつつあります。今場所終盤もたつきましたが、幕内でどこまでやれるか初場所の楽しみが一つできました。

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