両国大人の雰囲気でちゃんこを食す-割烹 吉葉-

圧倒的な店構え「割烹 吉葉」

今回ご紹介させて頂くのは「割烹 吉葉」です。

このブログ内では幾つかちゃんこ屋さんをご紹介させて頂いておりますが、今回ご紹介させて頂く「割烹 吉葉」に関しては、相撲ファンや食べ歩きが趣味の方にとっては、比較的有名やお店ではないでしょうか?

蔵前橋通り北側の住宅街に、堂々とした総檜造で店を構えている「割烹 吉葉」は、宮城野親方として部屋を運営されていた元横綱吉葉山が急逝し、部屋が移転した後に、 旧宮城野部屋の建物と横綱吉葉山の名前を譲り受けて昭和58年に創業したお店です。

現在でも圧倒される建物の構えだけでなく、当時の稽古場をそのままに使用したその店内は、高級感と少しの緊張感が融合する空間になっています。

また、運営されているのが長年水産物の仲卸を営んでいる会社になるので(大辰魚類株式会社)、鍋だけでなく新鮮なお刺身などの一品料理も充実したお店です。

 

圧倒的な佇まい
店内中央にある土俵

 

圧倒的な人気を誇った横綱吉葉山

前述したように、この建物は元横綱吉葉山が現役時代に「吉葉山道場」として建てたもので、吉葉山急逝後に部屋が移転するまで宮城野部屋として使われていました。現在の宮城野親方(竹葉山)も吉葉山の弟子であり、白鵬はその孫弟子にあたります。

「吉葉山」という名前を聞いても現在はあまり知られていませんが、戦後の相撲界においての人気は圧倒的なものがあり、最近では稀勢の里や若貴フィーバーを凌ぐほどのものだったと、お店の方もおっしゃっていました。

たしかに「割烹 吉葉」の建物を見ると、この総檜造の建物はそれだけの支援者が付いていた証だと納得させられます。

加えてそのイケメンぶりもまた、人気を誇った要素の一つだったのでしょう。

 

 

宮城野部屋の佇まいと質の高い味を堪能

堂々とした玄関をくぐると往年の稽古場が広がり、さながら昭和初期のお屋敷のような店内が迎えてくれます。※当時使用されていた鉄砲柱も現存しておりますので必見の価値ありです。

「割烹 吉葉」は、元力士が○○部屋伝統の味を~といったものではなく、相撲部屋の空間の中で、本格的な料理が楽しめるお店です。

ちゃんこ鍋は、オリジナルの「めかじきのつみれ」を始めとした、17種類もの具材を盛り込んだ贅沢な鍋。出汁が染み出るからなのでしょうか?ちゃんこ鍋としては珍しい麩が入っています。

 

ちゃんこに麩というのは珍しい印象

 

魚介類はさすが水産卸と言わんばかりの新鮮な品々、一品料理も充実しています。

 

お刺身も充実
サラダの海鮮も美味しい

 

お通しも手が込んだ一品

今回はアラカルトで注文しましたが、昼夜問わずコースも沢山用意されており、現代風な内装になっている新館では、カウンターでお寿司を食べることも出来ます。土俵上では相撲甚句を始めとしたイベントも定期的に開催され、相撲情緒を盛り上げてくれますので、外国人環境客などには特に喜ばれることでしょう。

個室も用意されており、宴会や女子会も出来ますので相撲情緒や日本文化を感じながら、贅沢な時間を過ごしたい方は訪れてみても良いのではないでしょうか?

 

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