令和4年春場所2日目感想

荒れた春場所

大阪場所が3年ぶりの有観客開催で始まりました!!

先月上旬の感染状況では「東京無観客開催」が無難だと思っていましたが、かえって多くの力士が免疫を手に入れることが出来たのか、その後は感染者のニュースも少ないようで、ようやくエディオンアリーナにお客さんの拍手が響き渡るいつもの春がやって来たようです。

大阪場所と言えば、以前は「荒れる春場所」などと言われていましたが、それはもはや昔の言葉で、貴闘力の優勝以降荒れているのを見た記憶がなく、むしろ現在は初場所こそ毎年荒れているような印象です。

と、初日終わりにブログを書こうかと思った矢先に、本日2日目は結構荒れました。ということで、本日は初日・2日目を軽く振り返ってみたいと思います。

私の独り言だと聞いて下さい(笑)

優勝賜杯は誰に行く?

多くの方が、照ノ富士の賜杯奪還を予想されているかもしれませんが、強引な相撲も目に付き、場所ごとに相撲の内容が悪くなっている印象を受けます。

先場所終盤に痛めた踵や膝の状態はもちろん、受けて立つ正攻法な相撲を目指すだけに下半身が心配です。

個人的に優勝候補の筆頭だと思っているのが阿炎です。復帰してからの勝星はおろか、上位陣と互角以上に渡り合う相撲相撲内容など、令和4年大関候補筆頭であり、あれだけ感染者が続出する中で感染をしない運の良さなど、神様が今だと言っているかのように感じます。

しかし、場所前のテレビ番組の中で御嶽海が、「先場所の阿炎は強かった」と認めたうえで、「相撲は変わっていない」「久々に取るので対戦相手が見てしまった部分がある」「今場所は慣れてくるので先場所のようにはいかない」というような発言をしていました。

最近の成績と相撲ぶりに「直ぐにでも大関!」と盛り上がる周囲とは反対に、落ち着いた御嶽海の口調を見ると、まだまだ実力差があるのか?と感じさせられた発言でした(先場所御嶽海は阿炎を退けています)。

私が思っている以上に、御嶽海の充実ぶりが著しいのかもしれません。

ピンチのカド番

新大関御嶽海に対して、先輩大関二人はカド番。

貴景勝は初日宇良を圧倒しましたが、二日目は簡単に掴まってしまいました。勝手な印象なのですが、初日に快勝した二日目に落とし穴パターンを度々見かけるような気がするのは私だけでしょうか?逸ノ城の張り差し作戦が上手くいっただけなので、今日は気にせずまずはカド番脱出を目標に、一番一番積み重ねていけばよいと思います。そうすれば優勝戦線に残れるはずです。

問題は前回のブログでも取り上げさせて頂いた正代です。もはや勝利者インタビューに痛々しささえ感じます。豪栄道も言ってましたが、この相撲で大関になったのですから、相撲の型を変えるなど余計なことは考えず「落ちたらまた上がろう」くらいの気持ちで取った方が良いと思います。コロナ感染で場所前の調整が上手くいかなかったようですが、精神的な部分の方が大きいはずです。優勝経験もあり大関の地位に昇った自分に自信を持っていくべきです。ファンは正代弁当を待っているはずです。

今場所期待している力士

ついに新小結昇進を果たした豊昇龍に期待せずにはいられません。先場所の正代戦のように、勝利に賭ける人一倍強いハートを見せられると、まだ少し体重が足りないと思いつつも、あの気迫や執念、躍動感溢れる相撲で大関の声がかかるのも時間の問題ではないかと、益々期待が膨らんできます。

それだけに初日はもう少し何かして欲しかったです。朝青龍は激しく「勝つ」ことが宿命でしたが、豊昇龍はまだ「激しい相撲で上位に立ち向かう」ことが役割、勝ち星は後から着いてきます。激しく!

初日二日目と見た中で、今場所活躍の期待が膨らんだのが琴ノ若。北の富士さんも解説で褒めていましたが、先場所自信を付けたのか?相撲内容が素晴らしい。これまでは攻めが遅くて、のそのそという感じでしたが、柔らかさと懐の深さがいい感じで融合しています。琴手計と切磋琢磨で楽しみですね。

まだ二日目終了なのに大関以上で全勝は御嶽海のみ。荒れるか?春場所。

 

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