以前、思い出の取り組みベスト3を紹介しましたが、
やはりそれ以外にも「いい相撲」は沢山あるわけで・・・。
今回はそれをご紹介します。
テーマは「死力尽くした戦い」。
こうなってくると、当然「ミスター命がけ」
(聞いたことないですが・・・)
稀勢の里の登場です。
共に横綱白鵬戦です。この二人の相撲はいつも白熱しますね。
いつも以上に命がけの稀勢の里と、いつも以上にムキになる白鵬。
今回紹介しているのは、
共に2013年の取組ですが、伏線を感じます。
まずは5月場所。
14日目、初優勝をかけた稀勢の里が、
最大の壁である最強横綱と全勝対決でぶつかります。
結果・・・「見たかこれが横綱だ！の白鵬」
綺麗な相撲ではないですが、
どんな勝ち方でもいい、意地を見せつけた一番でした。
翌日、白鵬は25回目の優勝を飾ります。
そして、次の一番は11月場所。
序盤で2敗していた稀勢の里ですが、
前日に全勝だった日馬富士を破り、
迎えた14日目、こちらもこの日まで全勝の白鵬との一番。
結果・・・「どんなもんだの稀勢の里」
全勝の2横綱を破り、翌日も横綱鶴竜に勝っています。
ちなみに共に稀勢の里に敗れた、
「白鵬ー日馬富士」戦」で勝った日馬富士が、
この場所を制しています。
横綱と互角に戦える稀勢の里でしたが、
賜杯を抱くのは、ここから3年の月日を要します・・・
いやあ、2番ともいい相撲でしたね！
ホントにムキになった感じがあからさまでいい相撲です。
何だか、「稀勢の里思い出の一番」になっていますが・・・
やっぱり意地と意地がぶつかる一番はいつの時代でも
素晴らしい取組になりますね。
もう一度、万全で本気の一番が見たいです