常盤山部屋千秋楽パーティー 2023年初場所

紋付袴の千秋楽パーティー

2023年初場所千秋楽
日時:2023年1月22日(日)
場所:ホテル東京ガーデンパレス
( 御茶ノ水駅下車徒歩5分)
参加関取:貴景勝、隆の勝、貴健斗

秋場所に続いて令和5年最初の千秋楽パーティーも、常盤山部屋のパーティーに参加させて頂きました。

会場は前回同様御茶ノ水の東京ガーデンパレスでしたが、今回のパーティーは、これまでと大きく違う初体験の出来事がありました。

そうです、今回千秋楽パーティーが行われた日は、まさに大関貴景勝が幕内で3度目の優勝を納めた日の夜なのです。

以前、境川部屋のパーティーに参加した時に書いた記憶があるのですが、千秋楽パーティーは部屋に所属している力士の成績次第で盛り上がりが大きく変わってきます。

今回が3度目の優勝とはいえ、過去2回の優勝が九州場所だったため、東京での優勝は初めてとなるので、今回の千秋楽パーティーの雰囲気は全相撲部屋中、最高潮に盛り上がるということではないでしょうか??

 

 

この初場所、幕内の優勝争いは大関貴景勝と幕内琴勝峰による11勝3敗同士の千秋楽決戦までもつれましたが、最後は貴景勝が大関の意地を見せたすくい投げで勝利。3場所連続で平幕優勝が誕生するという過去に例のない中、大関として「番付の重み」を示した貴景勝、見事な優勝でした。

祝福ムード満点の千秋楽パーティーの模様をお伝えします。

 

 

紋付袴での千秋楽パーティー

部屋の大関が優勝したということで、パーティ―序盤から親方は笑顔。いつも笑顔ですが、いつも以上の笑顔(笑)

こちらは喜びいっぱいの親方挨拶の様子です。

饒舌な親方に対して、優勝した貴景勝は平常心を崩さぬ「らしい」挨拶。

今回のパーティーは、部屋の関取が優勝したということで、参加した親方と関取は皆紋付き袴での参加となっています(それが余計に祝福ムードを彩ります)。

「優勝力士が賜杯を抱いいる周りを万歳する力士が囲む」という光景を、よくテレビや雑誌で見たことがある方もいると思いますが、あの撮影があるため、一門で優勝力士がいた場合、関取は紋付で表彰式の終わりを待たなければなりません。

そのため、千秋楽パーティーに部屋の紋付を着た関取が遅れて参加することはあるのですが、関取だけでなく親方が紋付を着ているうえに、優勝旗がパーティー会場にあるのというのは、優勝した力士が所属する部屋意外にはなく、何とも得した気分になれました。

国技館エントランスに飾られている優勝旗です

 

ご存知のようにNHKのサンデースポーツには、千秋楽の夜に優勝力士が生放送で出演するため、パティーの半ばで貴景勝は中座することになります。

表彰式など式典があるため遅れて会場に姿を現し、途中で去っていく。優勝力士は忙しいのです。

期待の若手が髷デビュー

大関貴景勝は12勝3敗で優勝を飾りましたが、この初場所における他の関取の成績はどうだったでしょうか??

運よく九州場所負け越したものの、番付が据え置かれた隆の勝。しかし今場所も苦戦は続き、終わってみれば6勝9敗と先場所よりも成績を悪くしてしまいました。

貴乃花部屋との合併により、大きく実力を上げた力士の一人で、幕内上位で二桁勝てる力を持っている力士です。来場所は再び二桁の番付に戻ってしまいますが、今度は旗手を努めてもらえるくらいの気概で頑張ってほしいです。

そしていつも応援している貴健斗ですが、こちらも7勝8敗の負け越し。

これで2場所続けての負け越しとなり、秋場所千秋楽パーティーのブログで言っていた「九州場所で新入幕を狙う」どころか、幕下も見える位置が近づいてきます。

愚直に押し相撲を貫く真っすぐな力士ですので、大阪では一踏ん張りして東京に戻って来てもらいたいと思っています。頑張れ貴健斗。

貴景勝の優勝に盛り上がったパーティーでしたが、もう一つイベントがありました。

貴景勝、隆の勝、貴健斗に続く、次の関取に最も近い若手のホープ(表現が古いか。。。)若ノ勝が丁髷姿を披露しました。

相撲界では初めて丁髷を結った際、油銭と言われる「これから髷を結うのに必要なびんつけ油の代金」を親方や兄弟子、後援者達からもらう風習があり、その際には「コンパチ」と言われるいわゆるデコピンをされ、丁髷にお札を挟んでもらいます。

今回始めて丁髷を結った若ノ勝でしたが、さすがに参加者全員からデコピンを受けるわけにはいかないので、募金箱のような箱を持って会場内を歩き回り、後援者の人たちから油銭を貰っていました(デコピンした人もいましたが(笑))。

幕下から三段目に番付を落として臨んだ今回の初場所でしたが、三段目では格の違いを見せて6勝1敗。どうやら三段目は卒業したようです。

大関貴景勝の付き人として、いつも傍らで頑張っている若ノ勝。このまま幕下に定着をしてもらい、次はぜひ大銀杏姿を見せて下さい。

次回春場所は、貴景勝の「綱取り場所」となります。

ご当所でもある大阪で、貴景勝は第74代を決めることが出来るでしょうか?

今場所の優勝が12勝だったため、勝星数に注文が付くかもしれませんが、優勝してしまえば誰も文句は言わないはずです。

吉報を東京でお待ちしています。

 

 

 

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