令和4年大相撲夏場所が5月8日からはじまります。
無観客開催から2500人、5000人と段階的に観客上限を上げてきた大相撲ですが、今回の夏場所は一部のマス席のみが2人掛けで使用し、たまり席・ボックス席・イス席を全て使用し、通常の収容人数の87%にあたる観客上限を9265人として開催するようです。
夏場所は会社で相撲観戦に行くことになり、私の教訓で立派な相撲女子になった会社の後輩も国技館デビューを飾ることになりました。
今回はそんな夏場所に期待する力士と見所を、いつものように勝手に挙げていきたいと思います。
復活なるか照ノ富士
相撲史に残る復活劇を遂げた昨年から一転、初場所終盤戦から苦戦が続いています。
合同稽古でも膝の状況を気にしていたようで、怪我の状態が心配ですので、万全でなければ思い切って休場でもいいのかもしれません。
春場所は下位力士達が優勝争いを繰り広げ場所を盛り上げてくれましたが、相撲の醍醐味は大本命の優勝です。出場するならば、場所後に控えた兄弟子の断髪式に花を添えたいところでしょう。
維持を見せるか貴景勝
同じカド番大関正代が苦戦するのを尻目に早々に勝ち越した貴景勝でしたが、終わってみれば終盤の連敗で、正代の9勝に対してギリギリ勝ち越しの8勝。先場所から大関も3人となり、先輩大関として維持を見せたいところのはずです。
元貴乃花部屋の力士も気が付けば3人になってしまいました。相撲全般を愛する私ではありますが、やはり貴乃花部屋には思入れがありますので、ぜひ3度目の賜杯をそろそろ見たいなと思っております。
ノープレッシャー最強正代
結果的に優勝決定戦を戦った二人共に勝利した大関。
春場所は、「優勝争い」「勝ち越し」「カド番」など、プレッシャーが掛からない時の正代の最強ぶりをまざまざを見せつけられました。
「もう少し力士らしく」という声と、「正代らしい」という声、両方聞きますがあれが正代なのかもしれません。。。
相撲に負けても勝負に勝つ正代 。
そろそろ。。。豊昇龍
新三役で勝ち越しを見せた豊昇龍ですが、「今場所も勝ち越して関脇昇進」などとファンは望んでいないはずです。
大関昇進に期待がかかる力士であれば、もはや三役二桁待ったなし!です。
実力は大関「今度こそ」の高安
先場所終盤、上位陣と対戦が続く高安を見て「大関戦でも遜色なし」と感じたファンも多かったのではないでしょうか?
体調が万全の時の高安は、まだまだ実力十分です。
稀勢の里をこれ以上悲しませないためにも、自分の当たりを信じて今度こそ!
ここが分岐点若隆景
言わずと知れた先場所の覇者です。
場所後取材も多かったようで、メディアで見かける回数も多くなりましたが、やはり綺麗なお相撲さんです。
若隆景の魅力について今回は特に書きませんので、時間のある方はこちらを読んで下さい。
先場所優勝をしているので、今場所は分岐点の場所となります。
二桁勝てば「大関」の声がかかり、勝ち越せば三役として実力が十分との証明になり、負け越せば先場所はまぐれと言われかねません。
いずれにしても若隆景には長く活躍してもらいたいので、個人的にも期待しています。栃東・若乃花のような力士になって下さい。
今場所も沸かせるか?琴ノ若
ここまで後輩達の影に隠れた印象のあった琴ノ若ですが、ここ2場連続で11勝と優勝争いを経験し、夏場所は新三役待ったなしです。のんびりしていたプリンスでしたが、何かきっかけでもあったのか?相撲内容も良くなってきています。
上位は既に経験済みですが、夏場所は上積みした実力を見せて欲しいです。
若さ爆発玉鷲
2場所連続で金星を挙げるなど、その突き押しの実力はまだまだ健在です。今場所も照ノ富士にとって前半戦の脅威となるでしょうか?まだまだ若い玉鷲27歳。
再び出世争いへ琴勝峰
すぐにでも三役と思ったのですが、まさかの十両に陥落。そして思いのほか幕内復帰まで時間がかかった感じはします。再び始まる同期生達との出世争いに注目です。
あの四つ相撲をもう一度栃ノ心
春場所、令和2年の九州場所以来の勝ち越しを果たしました。個人的には、力が入るとピンク色に染まるあの力強い四つ相撲とをもう一度見たいと思っています。まさに「令和版桜色の音楽」を。
老若男女が期待王鵬
春場所優勝した若隆景が相撲一家ならば、こちらはサラブレッド中のサラブレッドです。まずは父を、そしていずれは祖父に追いつく日、若い相撲ファンだけでなく往年の相撲ファンも皆が期待しています。
まさかの終盤戦連敗負け越しをした新入幕だった初場所の名誉挽回を!
十両以下にも注目を
今場所こそ爆発したい熱海富士。
日頃の行いが良く、十両に留まることが出来て我らが貴健斗。
十両残留ではなく、上を見ていきたい平戸海。
大相撲人気の為にも早く幕内に来て欲しい北の若。
そして、幕下金峰山がこの位置でどこまで出来るかにも注目しています。
他にも沢山の力士がいますが、本日はここまで!